ローカル度満載!バンコク郊外メークローン、アムパワーの旅 その2
そもそもきっかけは、「タイ散歩(改訂版)」という本。バンコクの紀伊国屋で見つけて、こちらだと高いので、日本でアマゾンで購入。この本の中にタイ国鉄のローカル線に乗って漁港のマハーチャイまで行って、散歩というのが乗っていた。渡し船なんかもあって、ちょっと面白そう。というのでネットで調べだしたら、メークローンの線路上の折り畳み市場やアムパワーの水上マーケット(縁日)や蛍ナイトクルージングが引っかかってきたというわけ。
メークローンというのはマハーチャイから渡し船で対岸に渡り、バーンレーム駅からメークローン線で1時間ほど行った終着駅。(川で鉄道がつながっていない。) アムパワーはメークローンから車で15分ほどのところにある。メークローンやアムパワーは、パンダバスなどの日帰りツアーでもそう高くはない(基本それぞれ単独ツアー)けど、今ひとつ冒険心というかドキドキ感がないので、とりあえず個人できままに動いてみた。
ただ今回ある程度事前調査はした。いくつかのブログを参考にさせてもらった。(ここやここ) 結果メークローン線は1日4往復しかないので、選択肢としてはバーンレーム駅10:10発か13:30発に限られる。もろもろ考えると10:10発がベストだと思う。(ちなみに帰りも電車でバンコクに戻る場合は、13:30発では厳しい) 逆算するとマハーチャイ線は、バンコクのウォンウィエン・ヤイ駅9:28発ということになるが、きまま仙人はマハーチャイの市場なども見たかったので、もう一本早い7:40発に乗るべく、早朝ホテルを出た。
さて前置きが長くなったが、そろそろ旅の記録を始めよう。
余裕をもって早朝6:30にホテルを出る。BTSでS8 ウォンウィエン・ヤイ(Wangwian Yai)駅へ。降りたらそのままBTSの進行方向へ。きまま仙人は外の道を歩いたが、BTSの線路の下に空中歩道があるので、その方がわかりやすいし信号を渡らなくていいので楽だろう。少し行くと少し広いタクシン通りを渡って、右折。タクシン通りの西側を北、タクシン像のロータリー方向へ。小川を越えて少し、ロータリーの少し手前を左折。ここは英語の標識などがないようだったが、人の動きというか、雰囲気で分かった。少し行くと駅が見える。通りから駅が見えないので、ちょっとわかりにくい。
タクシン通りから入ったところ 突然駅が現れる
駅にはお店がいっぱい 時刻表
この駅自体既にローカル色満載。もちろん単線。改札はない。プラットフォームが低く、線路上を普通に人々が歩いている。駅の内外は服や食べ物を売っているお店がたくさん。生魚も売っているのが奇妙。プラットフォームに入ってすぐのところに切符売り場がある。マハーチャイと言って10バーツだすと。駅員さんがにっこり笑って切符をくれた。
予想に反して?ほぼ定刻に出発。きまま仙人電車の写真を撮っていて、乗り込んだ時にはいい席が既になく、ちょっと失敗。思ったより結構人が乗っている。ただ外国人観光客らしかったのは、日本人らしき若者1人と中国人のカップル、英語を話していた家族らしき5人組ときまま仙人くらいだった。
出発してすぐに車掌さんが回ってきて、切符を切る。電車は本当に長閑な田舎を進む。周囲の木々が車両をこするようなところもあるので、手や顔を窓から出せないのはもちろん、窓際で景色を見ているのも妙な迫力がある。このあたりは、「ならでは」という感じで面白い。途中の駅はこれが駅?というちゃちいものもあるものの、車両も含めて結構普通だった。日本と変わらないようなところも多いが、バナナやヤシなど大きな葉の木が南国らしい。
車内は普通 一番前から撮ってみました
ただマハーチャイまでの約1時間はやや長い。早起きだったので、途中うとうとしてしまった。電車は10分ほど遅れて8:50過ぎにマハーチャイ駅に到着。駅内もお店がいっぱいだが、外に出るとそこはマハーチャイ市場。朝で人があふれ活気がある。とにかく魚の匂いというか磯の匂いというか、思わず生臭さで漁港だということを思い知らされる。
マハーチャイ駅は
結構大きい
でもやっぱり
構内は市場
名前のよくわからない魚たちに、イカ、エビ、カニ、、、それに交じって衣類やお菓子などが売られている。面白いと思ったのは、タイでも干物やスルメのような加工したものもある。さすがに買ってもどうしようもないが、見て回るだけで面白い。ほとんど観光客はいないので、ちょっと写真を撮ったりは気が引けた。この時は日が射し、暑かった。既にタオルハンカチは汗でびっしょり。
駅前の市場の通りは人で一杯 エビやカニ、魚、貝が並ぶ
笊に入れて生魚が売られる カニ ランプータンやグアバも
その後ちょっと川沿いをぶらついてみたが、正直ここはという見どころはほとんどない。とりあえず渡し船で対岸に行ってみることに。市場を西に出て、左手ターチーン川の方にでるとすぐに船着場がある。
料金は片道3バーツ。なぜか切符売り場ともぎり(切符を回収する人)は別にいて、小さな切符を買ったあと、2,3メートル先ですぐに回収される。船はどういうタイミングで出ているのかはわからなかったが、この時間帯はすぐに一杯になって10分毎くらいに出ていたように思う。バイクも乗れる。数分でターチーン川を渡って対岸に着く。漁船が通ったり、浮草に鳥が止まっていたりと見ているだけであっという間だ。
桟橋に立つと
とってもいい感じ
バイクも乗る渡し船 対岸の船着場
船着き場からまっすぐさびれた商店街?を抜けたところ、初めの十字路を右に行くとバーンレーム駅。きまま仙人は時間もあるし、せっかくなので時計台を回って駅へ。寄り道しないで行くと船着場から駅まで徒歩で10分くらいか。30分ほど余裕をもって駅到着。バーンレーム駅はさびれた場末の駅という感じ。それはそれで味がある。が、ちゃんと駅員さんはいた。
ひなびたバーンレーム駅 この先がメークローン
確認のために時刻表を見ると、、、えっ!
なぜか、、、
10:10発が12:10発に
10:10のところに手書きの紙が貼ってあって、12:10になっている。駅員さんに聞いてみたが、理由や今日だけなのかなどはよくわからず。とにかく次の電車は12:10だということは間違いなさそうだ。(あとでウォンウィエン・ヤイ駅の時刻表(上の青いやつ)を確認すると、やっぱり10:10になっていた。。。)
いきなり想定外。さて困った。。。このまま2時間半、本でも読みながら待つことも考えたが、周りにはカフェもなさそうだったので、とりあえずマハーチャンまで戻ってみることに。とりあえずロット・トゥーでも聞いてみよう。。。
ん~長くなってきたので今日はここまで。
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