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2013年5月23日 (木)

アクシデントに苦戦、信仰と歴史の山 英彦山(5月3日山行記録(2))

ソールが剥がれるアクシデントも、無事登頂。あとはくだり。。。

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    北岳付近から南岳(左)と中岳(上宮のある右)

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 中岳にある山頂標識
 (1188m)

 

 

 

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    中岳から北岳を望む   中岳の広い山頂部

中岳から北岳へは気持ちいい登山道。振り返ると木々の間から中岳、南岳のピークがよく見える。山頂に上宮がでーんとあるのが英彦山らしくていい。時折振り返りながら北岳に登り返した。9時22分、1192m北岳到着。無事3つのピークを制覇。

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 北岳山頂(1192m)

 

 

ここからの下りはそこそこ急だが、登山口(豊前坊(高住神社))の標高が高くコースタイムが短いので、多くの登山者が登ってくる。岩が階段状になったようなところが多いが、立派な木の階段のところもある。きまま仙人は滑らないようにだけ気を付けて下山。しかし、靴、特に左足の状態はますます悪くなってきた。途中2度ほどテープで補強。すれ違う登山者に靴を見られるとやっぱり恥ずかしい。。。

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    長い立派な階段   こちらは石の階段

ツツジがきれいだが、足元には小さな花もちらほら。スミレが多い。ほとんどはタチツボスミレではないかと思うのだが、、、白っぽい特徴的なスミレが、シコクスミレのようだ。ツツジもスミレも種類が多くて難しい。もうひとつあまり見慣れない花が、ワチガイソウだ。いろいろ探しながらおりたいところだが、靴のソールが気になってゆっくり見ている余裕なし。

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    タチツボスミレ    白っぽい花のシコクスミレ

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 ワチガイソウ

 

 

 

10時頃望雲台の分岐に着く。一瞬迷ったが、ここは行っておかないと。。。登山道から望雲台という展望台までは3カ所ほど鎖の危険な所がある。2つは岩の登り、ひとつはトラバース。靴に不安はあったが、岩面にはステップも切ってあり、3点支持をきっちりすれば問題はない。ただ擦れ違いには気を遣う。3つ目の垂直に近いような岩を登ると望雲台だ。望雲台は細い岩のエッヂで、なかなかスリル満点。手すりのような保護のチェーンの先は絶壁だ。写真を撮るために両手を岩や鎖から離すのが怖い。さすがに慎重に行動。望雲台の上ではきまま仙人1人だったからよかった(すぐ下ですれ違った)が、上に複数人上がると結構怖いと思う。たしかに展望はいい。すぐ隣の鷹ノ巣山がぼてっとしていて面白い。新緑の明るい緑と針葉樹の濃い緑の斑模様がいい。ただ遠望はかすんでいて今ひとつかな。眼下に高住神社を通る林道が見下ろせる。結構近い、あともう少しだ。

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    大きな岩をトラバース   登ったところが望雲台

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    望雲台への急な登り    望雲台の上

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     望雲台からの展望、右の山が鷹ノ巣山

登山道まで戻ってさらに下る。登山者というより家族連れやハイカーが多いかも。10時29分豊前坊(高住神社)到着。ここは車も入れ、駐車場もある。登山道はここで終わり。靴の状態を考えると車道の方が歩きやすいかとも思ったが、距離が長くなるので遊歩道を行く。両足ともにほとんどペロンペロン状態。スキー場を越えたあたりでついに左足のソールが60度くらいずれた。つまり完全に剥がれてガムテープで止まっているだけ。あともう少しだったのに。。。

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    豊前坊(高住神社)   シャクナゲも咲いていた

ガムテープも残り少ないし、駐車場まであと少しなので、そのまま歩いてみることに。ん、既にほとんどハイキングコースのような感じなので、この道なら歩ける。結局最後の1~2キロほどは左足のソールなしで歩ききった。いや~大きな問題はなかったですが、気は使いました。

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 石畳の遊歩道

 

 

 

結局11時12分、無事別所の駐車場着。ほっ、とにかくひと安心。

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 別所の無料駐車場

 

 

まずは英彦山温泉しゃくなげ荘(600円)で汗を流して、登山靴調達をどうするか検討。温泉は鉄系の少し赤茶けたお湯で、もう少しゆっくり浸っていたかった。余裕なく早々にあがる。しゃくなげ荘の方に事情を話して、どこでなら登山靴を買えるか聞いてみる。。。。やっぱり近くにはなさそう。添田か田川か、、、あてにならないと判断してJと落ち合う予定の彦山駅へ。今度は駅前のお店で情報収集。添田の靴屋に電話をして、ローカットの普通の運動靴ならあることが判明。電話が通じなかったが、添田にはスポーツ店もあるようだ。とりあえず添田に行ってみることに。スポーツ店は閉まっていた上に、中を覗くと登山用品はなさそうだった。最悪時の保険代わりに3000円で運動靴を購入。走ることができるくらいの運動靴だが、ソールも柔らかい。登りは何とかなっても下りはきつそうな靴だった。

その後彦山駅に戻って、Jが来るまでの間にネットで検索。これからの移動ルートと、登山靴が買えそうなお店を探す。この近くでは難しそうなので、福岡に戻るか大分か、、、見つけた!大分に「山渓」というどこかの雑誌と同じ名前の登山用品店が。夜7時半まで開いているようなので、余裕で間に合うはず。

というわけで、Jと合流後、高速を大分で途中下車して先日報告したLOWAの靴を購入。アクシデントがあった分、印象深い一日になりました。ついでに「水天」さんという人気の回転寿司屋さんでおいしいお寿司を食べました。いやぁ~余計な出費にはなりましたが、結果オーライです。ちなみに保険代わりに買った運動靴はバンコクに置きっぱなしにすることに。バンコクでジョグしたりには使えるでしょう。

その後、国道10号線から最後は祝子川(ほうりがわ)沿いの細いくねくね道を真っ暗な中走り、22時前に大崩山登山口到着。いや~運転も疲れました。周辺の路肩は既に車でびっしり。何とかスペースを見つけて停車し、早々に仮眠。明日も天気は期待できそうだ、登山靴が調達出来たので安心して爆睡 z z z z

大崩山山行記録に続く。

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