迫力ある岩峰歩きとアケボノツツジ、ハードでスリル満点の大崩山(5月4日山行記録(2))
袖のダキ前後は一方通行になっているようで、登ってきたロープの岩場ではなく、尾根伝いに少し登るような感じから急下降して元の道に合流する。さらにはしごなどもあり急な登りが続く。このあたりから徐々にアケボノツツジが見られるようになる。ミツバツツジよりも淡い薄桃色の花がきれいだ。四国の石鎚山を思い出す。ミヤマシキミなどきまま仙人にはあまりなじみのない花も。やはり九州までくると、少し関東や信州と違ったものが見られるようだ。
アケボノツツジ
ミツバツツジ ミヤマシキミ
しばらく行くと今度は下涌塚への分岐。当然左側の下涌塚コースを取る。はしごが連続するが、腕力も使って身体を持ち上げるのでむしろ楽だったかも。
下湧塚へは
はしごの連続
8時34分、下湧塚の平らな岩の上に出る。下湧塚であることを示す標識のようなものはない。正直知らないとどれが中湧塚で、どれが上湧塚なのかも初めは少しわかりにくい。ここから中湧塚までは、高度感のある展望のいい岩々の稜線を登って行くのが楽しい。既に余裕がなかったとはいえ、この山のハイライトともいえるこのあたりは本当に楽しめた。
下湧塚⇒中湧塚へ
途中振り返って
8時54分、大きな巨岩の中湧塚着。ロープを頼りに隣のちょっとスリリングな岩に登って展望を堪能。登りは慎重に登れば何でもないが、下りの方がスリルがある。ここで大勢の登山客が休憩。基本的にハイキング気分で来ているような人はいないようだったが、山ガールっぽい格好の人が意外に多いのにはやや驚き。我々もザックをおろしJはおにぎり、きまま仙人はバナナでエネルギー補給。
中湧塚
右奥が傾山
坊主尾根との間には深い谷がある。坊主尾根側にこちらの眺めのよさそうなテラスがあった。あとでわかったのだが、りんどうの丘という名前がついているようだ。まだ大崩山山頂は見えなかったが、一番上の上湧塚らしきところからさらに上に向かう稜線をいくのだろう。まだまだ先は長い。上側には上湧塚の尖った岩峰、下を見下ろせば下湧塚がここからはちゃんとピークに見える。
下湧塚
上湧塚
何度か道を間違えかけたが、人も多いし慎重に探すとすぐに見つかる。一度下る感じで右手から迂回するような形で上湧塚をまいていく。徐々にJとの差が開き気味。小さな上り下りが結構タフで、このあたりがいちばんきつかったかも。心拍数と相談しながらマイペースでゆっくりながらも登っていく。このあたり満開のアケボノツツジの木が何度も元気をくれる。まだまだ樹林帯で展望はほとんどない。
ロープで急坂の
岩を下る
9時47分、上湧塚の岩峰の下(下中湧塚の方からだと裏側という感じ)に出る。ここを登るのは少し危険なこともあるのか、上湧塚(標識は上和久塚)には登らない人も多いみたいだ。(たしかに展望は下の3つの方がいいかも) しかし、きまま仙人的にはここは登っておかないと。Jは登らなくてもいいつもりだったようでやや呆れ気味。登るのに両手は使いたいし、カメラも持っていきたいので、めんどくさかったのでザックを背負ったまま上湧塚を登った。一カ所やや難しいかな?というところはあったが、ホールドの取り方がわかれば決して危険ではない(ホールドの取り方は少し迷うかも)。
上湧塚の岩峰
ここも登った
上からは登ってきた下湧塚、中湧塚が見下ろせる。やはり登ってよかった。下りも思ったほどは怖くない。西側下に巨岩が見えていたが、気にも留めず。あとで調べると七日廻岩と名前がついている岩峰だった。たまたま撮った写真にも1/3くらいしか写ってない。
北側に立派な高そうな山が見える。Jもきまま仙人もてっきり明日登る予定の祖母山だと。。。実は傾山でした。大崩山から傾山へ縦走するルートもあるようだ。九州も探すといろいろ面白そうなルートがありそう。傾山の左奥に九重の山々が見えるようなのだが、この日は春霞のような感じで好天だったが九重の姿は全く見えず。
中央前 中湧塚、右 小積ダキ、左 木山内岳、中央奥 桑原山
傾山
大崩山は右の
なだらかなピークの
さらに奥?
その3につづく。。。
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