« アクシデントに苦戦、信仰と歴史の山 英彦山(5月3日山行記録(2)) | トップページ | 迫力ある岩峰歩きとアケボノツツジ、ハードでスリル満点の大崩山(5月4日山行記録(2)) »

2013年5月24日 (金)

迫力ある岩峰歩きとアケボノツツジ、ハードでスリル満点の大崩山(5月4日山行記録(1))

大崩山(おおくえやま)は英彦山(ひこさん)以上に読みにくい。いや知らないと絶対読めない。登山口に流れる川は祝子川(ほうりがわ)、さらに読めない。宮崎県は延岡の北西部にある山だ。全国的には知名度は低いが、調べたところ非常に魅力的。九州ではトップクラスの面白そうな、ぜひ登ってみたい山だった。ちなみに二百名山である。

今回もコースとコースタイムを再掲しておく。
大崩山登山口5:37-大崩山荘6:05-三里河原分岐6:30-袖のダキ7:53-下湧塚8:34-中湧塚8:54-上湧塚9:47-坊主尾根分岐10:09-山頂10:49-坊主尾根分岐11:36-りんどうの丘11:47-小積ダキ12:19-大崩山荘14:02-14:42登山口

Ookueyama_map 

 

 

 

 
 

前日の英彦山登山(&ソール剥がれ事件&登山靴購入騒動&ロングドライブ)もあり、さすがに登山口に着くと早々に爆睡。Jにはあとで熊といわれるが。。。

○5月4日(土)晴れ時々曇り
メンバー:J、きまま仙人

コースタイムも下山後の移動も長いということもあり、計画より早めて5時起き5時半出の予定。他にも早立ちしている人は多かった。改めて明るくなった林道を見ると、登山口付近の路肩にはびっしりと縦列駐車。登山口付近にトイレがないのが不便ではある。やや遅れたものの5時37分登山口出発。

P1050192a

 

 

 登山口

 

 

20分ほど祝子川に沿って登ると大崩山荘に出る。ここにトイレがある。Jもきまま仙人も大を出してすっきり。(上の図で両コースの合流点付近に上側にでている線は少し小屋から離れたトイレに行ったもの(笑))

坊主尾根コースを分け、しばらくは川沿いを遡っていく。見上げるとところどころで岩々の岩峰が見える。あのあたりが湧塚(和久塚)コースなのだろうか?(あとで確認すると小積ダキ、湧塚尾根の一部が望めていた。)この時はまだ楽しそう、というわくわくで感いっぱい。

P1050201a

 

 中央が小積ダキ
 右奥が湧塚尾根

 

 

 

ミツバツツジだろうかツツジが満開。白い見慣れない花(調べたらハイノキでした。)もきれいでした。ロープの張った岩のトラバースなど軽い難所もご愛嬌。6時30分三里河原分岐着。

P1050207a

 

 

 ハイノキ

 

 

P1050208a

 

 

 濡れてると
 怖いかも

 

 

ここから湧塚コースを登る。まずは川を渡るが、取付きがどこか見つからない。正面に大きな岩があって、上からロープが垂れているが、こんなところを登るの?(下りの場合かなり怖そう) とりあえずロープを頼りに岩に上がってみると確かにルートはある。ますます楽しそうな?コースの予感。が、余裕は徐々になくなっていくのだが。。。
ちなみに帰宅後調べているとこの岩にはかつて斜めに橋が架かっていたらしい。

P1050213a

 

 

 この巨岩を登る

 

 

この山、ルートはまずまず整備されているが、登山道はややわかりにくいところもある。分岐には青い印象的な標識がありわかりやすいが、たまに前を行くJが道を間違えかけることもある。完全に迷うような危険性は少ないとは思うが、注意を要する。苔むした感じの登山道をゆっくりと登っていく。沢のせせらぎもいい感じ。と、背の高いヤマツバキの木に赤い花が。それも結構たくさん。この時期に椿?ちょっと驚き。

P1050231a

P1050235a

 

 

 

 

    この時期にヤマツバキ    何スミレ?

P1050217a

P1050219a

 

 

 

 

    苔むした感じの登山道   新緑がきれい

P1050225a

P1050236a

 

 

 

 

    沢のせせらぎも心地いい   アセビ(新しい芽が赤い)

沢から離れると、しだいに登山道は急になりロープも。新しい靴は順調だが、昨日の疲労(特に気疲れ)がないわけではない。天候、気温はベストに近いが、汗はたっぷり出る。やや暑い。このあたりJの方が余裕あり。立ち止まって振り返るとかなり高度を上げてきていることが実感できる。

熟年パーティと抜きつ抜かれつ。休憩時に挨拶すると九州の方たちらしい。東京からですと答えると、「さすがに東京は違うなぁ。」と。聞かなかったが、いったい何が違うと言いたかったのだろいう? 我々が若くて元気そうに見えたということか、、、

2度ほど小休止を入れながら、祝子川の河原から1時間ほど登ると「袖のダキ」分岐にでた。上湧塚、中湧塚、下湧塚は記憶にあったが、袖のダキって何? 全部を登っていると大変という情報もあったので、パスしてそのまま行こうか迷う。と、後続の登山者の方が、親切にここはよく写真にもなっている有名なところだからぜひ行った方がいいですよとアドバイスしてくれた。ロープを頼りに岩の急登を登りきると、、、素晴らしい絶景!高度感抜群の大きな岩の展望台。 いや~教えていただいた方に感謝、感謝でした。

P1050244a

        袖のダキから下湧塚を望む

袖のダキからは下湧塚の岩峰群が望める。重なり合う岩々の形が面白い。まさに自然のオブジェ。また下を覗きこむとスリル満点。後でわかったことだが、谷を挟んだ正面の絶壁が小積ダキのようだ。袖のダキの岩の上には多くの登山者が、写真を撮ったり、下を覗きこんだり。まさにこの景色を見るために、今回この大崩山を組み入れたといってもいい絶景ポイントだった。ただどうカメラを向けても縦にも横にも画角に入りきらない。
小積ダキ側の上の方の山肌にピンク色の花がたくさん咲いている。どうもあれがアケボノツツジのようだ。ただきまま仙人、ここで既に心臓にバクバク一歩手前!

P1050243a

 

 

 小積ダキ

 

 

 

P1050247a

P1050248a

 

 

 

 

 袖のダキは岩の展望台(左奥は桑原山) 下を覗くとスリル満点

その2につづく。。。

|

« アクシデントに苦戦、信仰と歴史の山 英彦山(5月3日山行記録(2)) | トップページ | 迫力ある岩峰歩きとアケボノツツジ、ハードでスリル満点の大崩山(5月4日山行記録(2)) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 迫力ある岩峰歩きとアケボノツツジ、ハードでスリル満点の大崩山(5月4日山行記録(1)):

« アクシデントに苦戦、信仰と歴史の山 英彦山(5月3日山行記録(2)) | トップページ | 迫力ある岩峰歩きとアケボノツツジ、ハードでスリル満点の大崩山(5月4日山行記録(2)) »