小菅から牛ノ寝通りを使った大菩薩嶺周回(1月12日山行記録(番外編))
山行記録内でも書いたが、国土地理院の地図、昭文社の山と高原地図には石丸峠から牛ノ寝通りに入ると、大マテイ山の手前から小菅の街へ下る道と、松姫峠まで行く道しか書かれていない。いずれもそこそこロングコースとなる。牛ノ寝通りから小菅川側へ下る道は、きまま仙人がネットで調べた限り、少なくとも2つ(榧ノ尾山の先から林道終点に下る道、今回使った狩場巡視道)あります。前者はきまま仙人は通っていないが、どちらも標識類はほとんどないと思った方がいいようだ。
山行記録にも書いたが、きまま仙人が狩場巡視道を選んだのは、下降開始点(分岐)の情報がより詳しく得られたことと、直近(1週間前の1月5日)の山行記録があったからだ。時間的にもそれでも余裕だろうと。。。
雪(アイゼンの脱着含)、工事の迂回の影響はあるが、思ったよりも時間がかかるコースだった。
計画を立てる上で参考になりそうなポイントに絞って書こうと思う。
○白糸の滝駐車場から登山口まで:
駐車場は十分な広さがあり無料。トイレもあるが今の時期は凍結防止のため閉鎖されていた。1月12日現在工事中のため、この駐車場から先は車は入れない。また歩行者も迂回路(対岸の山道)を行く必要があり、林道を行くのに比べるとかなり時間がかかる。きまま仙人の場合、白糸の滝に立ち寄って、歩行時間は34分。
白糸の滝駐車場 ここから左側に迂回路
つり橋で対岸に渡る 迂回路終了林道にでたところ
林道に出ると左が雄滝や日向沢登山口、右に行くと赤沢登山口。赤沢登山口はすぐ。日向沢登山口、登山道については不明
○小菅大菩薩道:
道も整備されているし、道標などもしっかりしている。迷いやすいところも、危険なところもない。
途中いくつかの分岐があるが、標識がしっかりあるので、間違えるようなこともないと思われる。フルコンバを超えた先に写真左のような「山道」とかかれた分岐がある。これは牛ノ寝通り榧ノ尾山手前の分岐(写真右)につながっているらしい。別の図には「源流探索ハイキングコース」とも書かれていたが詳細は不明。登山という点では利用しにくいルートに思われる。きまま仙人は歩いていないので自身では未確認。
行き先が「山道」とは変な分岐
○大菩薩峠-大菩薩嶺-大菩薩峠-石丸峠:
メジャーなルートだし登山者もいる。補足不要。
○石丸峠:
山行記録内でも書いたが、石丸峠では牛ノ寝通りと小金沢山方面は分かれていない。5分ほど行ったところでこの2つの分岐がある。
上の写真は石丸峠の2つの標識。左の標識には「牛ノ寝通り」は書かれていないので少し迷った。右には「小金沢山・牛ノ寝通り」と書かれている。
少し行ったところに小金沢山との分岐がある。
小金沢山分岐
○牛ノ寝通り(小金沢山分岐-狩場巡視道分岐):
整備された歩きやすい道。はじめの少し急なところ以外はトレランもいけそう。東京都水道局の用地境界を示す標柱と標杭(標石)の番号で距離感がわかる。
○巡視道(入っては行けない?と思われる):
榧ノ尾山の手前(山道分岐との間)にV字型に戻るように北側に行く巡視道の分岐がある。この巡視道がどこに行くのかは不明だが、上記「山道」につながっているのではないかという予測をしているサイトがあった。が、位置的にはむしろ林道終点に下る道に繋がっている可能性もあるのでは?と思っている。
○榧ノ尾山(の少し東側)から林道終点に下る道:
今回歩いているときは、あまり詳しい情報を持っていかなかったので、現地での確認はしていない。いくつかのサイトを見る限り、榧ノ尾山の少し東側の朽ちかけた標識のところが分岐点のようだ。この道も明瞭な道らしい。
○狩場巡視道:
きまま仙人が今回下山に使った道。山行記録にも書いたが、下降分岐点は東京都水道局の用地境界を示す赤い標杭(標石)のNo.192が目印。石丸峠側からだと数字が大きくなっていくので、近づいて来ればわかるし、193以上のものが出てくれば行き過ぎたということだ。何しろ数十メートル間隔にあるので、見つけやすく安心だ。No.192を登山道脇右側に見たら、5mほどで左にV字型に戻るように分岐がある。狩場巡視道という標識もある(写真丸印)。分岐以降標識は全くないし、テープなどのマークもほとんどない。が、小菅川の橋までは道を迷うような紛らわしいところもない。初めは九十九折の急下降。危険個所もない。ただ積雪しているとルート自体がわかりにくくなる可能性は大きいと思われる。
小菅川の橋を渡ると、河原を右(下流側)へ進む。少し行った左手側から入る沢から登山道があり、木橋で沢を渡り登っていくと林道に出る。林道を左に少し行くと白糸の滝駐車場。
手前がNo.192の標杭
丸印が分岐標識
No.192の標杭と狩場巡視道分岐の標識
九十九折の急坂を下ると狩場沢の流れと出合う。その後わさび田跡の石垣を歩き、比較的新しい木橋を渡るとわさび田跡から離れる。
わさび田跡の石垣 この木橋で離れる
わさび田跡を過ぎてからも結構下る。小菅川まで下ると、写真のような橋を渡って右手(下流側)に行く。標識がないし、河原でルートがわかりにくいので要注意。少し行くと左手から合流する沢のところに上にあがる道がある。
小菅川にかかる橋 林道にあがる小径
林道にでたところ
巡視道の案内はない
○棚倉沢の西側を下る道:
あまり調べていないので、詳細不明。もうひとつ牛ノ寝通りの狩場を越えたあたりから棚倉沢(またはその西側の尾根?)を下るルートがあるようだ。
2013年1月12日の情報として参考になればとは思いますが、各ルートともあくまで自己責任でお楽しみください。
おしまい。
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