東京家族
なかなかこういうタイプの映画はロードショウで見ることがないのだが、招待券をゲットしたので、公開初日から見に行ってきた。
心温まるなかなかいい映画だった。
この作品は山田洋次監督の監督50周年記念作品。小津安二郎監督の「東京物語」をモチーフに、話を現代に置き換えて作られたものだ。きまま仙人は小津作品は見た記憶がないので、比較とかはできない。
ストーリーはどこにでもあるような家族の話。特に意外性や大きな盛り上がりもない。登場人物は基本的にはいい人たちで、悪人もいない。そんな話を真正面からまじめに作って、それでいてじっくり見させるというか、ほろっとさせる内容になっている。ストレートに家族愛をテーマにして。本当にうまく作っているいい映画だと思う。小津作品も名作といわれるものだし、山田洋次監督もさすがだと思う。俳優陣もそれぞれいい演技でした。
ただ隣のおばちゃん、いやおばぁさんがボロボロ泣いていたのには、やや引いてしまった。たしかにほろっとさせるところはあるが、展開がわかった話であそこまで泣くかなぁ。。。
水戸黄門じゃないですが、日本人にはまりやすい映画という感じですね。
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