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2012年11月21日 (水)

小田原城に展示されていた時計

週末の箱根同窓会で、久方ぶりに小田原城へ。雨中 駆け足での見学だったので、とにかく駐車場から天守閣に登って、そのまま降りてきたようなもん。天守閣内の展示品をゆっくり見ている時間もなかったが、その中に時計も少しあったので、やはり時計好きとしては触れておこう。

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 小田原城

 

 

まぁすごいものがあったというなら、時計コレクション番外編の博物館として取り上げるのだが、まぁ普通にある骨董品レベルだった気がするので、普通に取り上げたい。もっとも短時間でざっと見ただけだし、説明書きもちゃんと読んだわけではないので、もしすっごく貴重なものだったとしたら申し訳ありません。

さて、2回だったか3階だったか、場所もはっきり覚えていない。まず初めに気が付いたのは香時計。30cm角くらいの頭を持ち、高さは50cmほど。ヤフオクなどでも時々見かけるようなタイプだ。仕上げも特筆するようなものでもなく、状態もそれほどいいというものでもなかった。ただ型、ます、ならし、など使う時に香を敷くためのパーツもきちんと展示してあった。

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 香時計

 

 

そのとなりに懐中時計がひとつ。ローマ数字のインデックスで3時位置に竜頭、6時位置にスモセコ、9時位置が蝶番となっている蓋つきのものだ。ロゴが読めないがおそらく明治以降の外国製ではないかと思う。これも仕上げ、状態ともに普通。

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 懐中時計

 

 

その隣には明治時代の時計便覧、普通に置かれてあったので表紙しか見えなかったが、何が書かれていたのだろう? 日の出、日の入り時刻や暦かな?

その横に二挺天符目覚付掛時計が2台。正直目覚なのか時打ちなのか疑問。左のものは二挺天符となっていながらおもりのついた振り子は1つしか残っていなかった。右のものは外箱に入れられていて、文字盤が透けて見えるだけ。外箱も一部壊れていて、けっしていい状態のものとは言えない。ちょっと惜しい2台だった。

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 二挺天符掛時計

 

 

きまま仙人としては一番興味をそそられたのが、その右にあった3点の小物。左下のものは旅行用の日時計。方位磁石と日時計がくっついたものだが、日時計には左から七八九四五と目盛がふられ、不定時法時代のものとわかる。おそらく江戸時代のものと思われる。(すいません説明書きを読んでる時間がなかったので、、、) 方位磁石も十二支で表記されているところがいい。

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 日時計に角度計

 

 

真ん中上は年代不詳の角度計。(説明書きが写ってました。)角度計って何? アラビア数字が書いてありますし、方位磁石には東西南北の表記があるので、おそらくは明治以降のものでしょう。ただ使い方は全く分からないですし、初めて見るような道具でした。ググっても今日のところではよくわからず。(時間があるときもう少し調べてみます。)

問題なのは右下のもの。形状からは角度計に似ていますが? 糸がついているのでそれを張ってノーモンにする日時計なのでしょうか? よくわかりません。もう少しちゃんと見てきたらよかった。まぁ最後の2つ(角度計)は構造は日時計に近いですが、使い方は時計にそう近い道具でもないような気がします。

物はどういうものであれ、思ってもいなかったところで時計が見れたのは時計好きとしてはやっぱり楽しいです。

あと時計とはまったく関係ありませんが、小田原といえばやっぱり小田原提灯でしょう。
えーっさえーっさえっさほいさっさ♪

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 小田原提灯

 

 

 

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