山の知識検定(ヤマケン)
先週の日曜、受けた検定試験とは「山の知識検定(ブロンズコース)」。 昨日HPに正解と解説がアップされていました。
自己採点は93点(100点満点)。まぁ7割の合格ラインは大丈夫だとは思っていましたが、一応ひと安心ホッ。さすがに落ちていたら恥ずかしくてブログには書けないので、検定名は今まで伏せてました
まずはこの検定を知らない方のために少し説明を。「山の知識検定」のHPによると以下の説明があります。
「“山をよく知ることにより、もっと山を楽しめる”をモットーに、自然を守りながら、安全で楽しい登山を行っていただくことをサポートするための知識検定です。」と。
たしかに山は知的な趣味の部分があります。その点主旨はよくわかりますし、クイズは嫌いではないので勉強したり、本を読んだりするモティベーションにはなるかなぁと。
ブロンズ、シルバー、ゴールドの3コースがあり、順に難易度が上がるようです。下のコースを合格しないと上は受けられません。昨年から始まったようなので、今年はブロンズとシルバーの試験がありました。で、きまま仙人はブロンズコースを受けてみたわけです。
出題については、やはりHPに以下の説明があります。
※出題は、おおむね山の安全に関する知識(道具、テクニック、読図等)から30%、山の自然科学に関する知識(地理、気象、動物、植物等)から30%、山が楽しくなる山の雑学、山の文学、歴史、山名、地名等から40%出題されます。
きまま仙人は雑誌や山用品店に置いてあったパンフレットを見て知りました。HPの昨年の問題を見ると大して勉強しなくても何とかなりそう。そう思うと深く考えずに申し込んでしまいました。(受験料3,150円) 実際試験日までにしたことは、HPにあったチャレンジ問題や昨年の問題を調べたこと、地図記号の山関連を復習したこと、山名の読みが出るので(百名山は知っているので)二百名山の読みを確認したこと(結局出題は百名山だけでした)の3つです。
結果的には昨年よりも問題はかなり易しかったと思います。基本4択問題なので、ある程度山の常識を心得ていればかなりの質問は答えられます。設問は今年は84問(複数回答があるので回答数は全100)でした。合格ラインは70%以上の正解になります。回答数が100なので、70コ以上正解なら合格ということでしょう。ほとんどが4択ということを考えると、60問わかれば、確率的には合格ラインというわけです。
ブロンズコースは山の安全に関する知識は常識的なことが大半。あと多く出題されているのは百名山に関係した知識(登ったことがあればほぼ大丈夫、読みや位置関係、小屋など)、あと地図記号と天気記号は押さえておく必要はあるでしょう。山の雑学はTV番組(NHKのグレートサミットエピソード100など)を見ていたからわかった問題もいくつかありました。マッターホルンの初登頂者のウィンパーなどは、それで迷わず回答できました。数問は正直この問題どうなの?というものもあったなぁ。
目から鱗だったのは、大天井ヒュッテって「おてんしょうひゅって」じゃなかったの? 「だいてんじょうひゅって」だったの? なぜ???
ただ受けてみて、正直少々微妙な検定だという気もしました。来年以降シルバーコース、ゴールドコーストを受けるかどうかはわかりません。知的意欲が湧く問題も多いのですが、正直クイズ・雑学的に面白くないものが多すぎ。設問の仕方に課題もあるかな。
きまま仙人はいっそスキル的な知識習得を一切目的とせず(問題として出すのはもちろんOK)、山の雑学の検定ですと開き直った方が楽しくなると思います。その方がクイズ・雑学的に面白くなる。
合格しても何のメリットもないのはいいとして、こんな受験者数だと山友の間での話題にもならないし、認知度を上げる必要はありそうですね。受けたのが東京・大阪合わせて368人はあまりにも少なすぎ。ちょっとがっかりです。
あと問題もHPで公開してほしいな。正解と解説だけだと、どういう問題だったかわからないものも多くて、シルバーコースがはたして難しいのやら、それほどでもないのやら。。。
まぁこの検定が今後どうなっていくのか、暖かく見守っていきたいですね。
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