草紅葉も木々の紅葉も素晴らしい、沼と紅葉の高原散策 焼石岳(10月7日山行記録(1))
10月7日(日)の焼石岳山行の記録です。いや~焼石も紅葉がきれいだった。それに本当にいい山でした。
まずコースとコースタイムは以下です。
中沼登山口7:21-中沼7:51-上沼8:18-つぶ沼分岐8:41-銀明水8:59-姥石平10:11-泉水沼10:17-10:34焼石岳11:06-焼石神社分岐11:34-東焼石岳分岐12:02-12:12姥石平12:28-銀明水13:12-つぶ沼分岐13:26-中沼14:03-14:34中沼登山口
ちなみに今回歩いたコースとは別に、この中沼登山口から北に沢をつめ、金明水に出るルートがある。この道を使うと周回コースが可能になるのが魅力だ。ただ、刈払不十分らしく徒渉もあることから、今回は往復コース(+山頂部周回)とした。ただ結果的に紅葉のこの季節、目指す焼石岳の山頂を見ながら登っていく銀明水からのコースを登りに使えたのはとてもいい選択だったと思う。
夜、真っ暗な尿前からの林道(6キロ強)はなかなかの悪路。普通の乗用車だと、下を擦りそうで怖い。ゆっくり走らせて登山口に着くと、思ったよりも多くの車があって驚く。水洗ではないがトイレもあった。星は出ていなかったが、天気予報は明日は9時くらいからは晴れマーク。期待して眠りにつく。。。
○10月7日(日)曇り時々晴れ
朝目覚めると、まず車が増えていることにびっくり。既に多くの登山者が出発しようとしていた。天気は快晴とは言えないものの、青空が覗いているところもあり期待できそう。登山口には熊注意の看板が有り、ザックに熊鈴をつけて、7時21分いざ出発。
いきなり、やや急な登りに驚く。ある程度荒れた道を覚悟(地震の影響だったか、一時通行できない期間があったはず。)していたが、非常に整備されていて、全く問題ない登山道だ。多少ぬかるんだところがあるくらい。少し色付き始めたかな?という樹林帯を登っていく。
熊注意の看板 色付き始めた木々
30分ほどで中沼着。風がなく、水面に映る色づき始めた木々がくっきり。沼畔を回るように進む。木々が切れたところからは焼石連峰のなだらかな稜線が美しい。見えているのは横岳あたりだろうか。山に残雪があるときに来たらいいだろうなぁという感じ。木道はやや傷んでいるところもあるが、滑り止めの切込みが入っていたりして歩きやすい。ところどころアザミやエゾリンドウ、ウメバチソウまでもが咲いている。
水面に映る焼石連峰が美しい
中沼から離れると沢沿いを進む。軽い徒渉もあるが問題なし。むしろ濡れた岩が滑りやすそうで気を使う。時折日差しが射すこともあり、木漏れ日がいい感じ。しばらく行くと、今度は上沼だ。こういう沼はコースに変化があり、心も休まる。中沼よりも少しだけ紅葉が進んでいる。ここからはコースタイムに比べ少し長く感じたが、8時41分つぶ沼からの登山道と合流。ここは標識だけで休むようなスペースもなかったので、そのまま先へ。
沢沿いを登る
上沼からの焼石連峰、周囲は色付き始めている
ひと頑張りすると銀明水。冷たくておいしい水だった。ベンチもあって休憩にもぴったり。ザックを降ろして小休止。少し登るまで気が付かなかったが、この少し上にりっぱな避難小屋がある。結構宿泊する登山者もいるようだ。
整備された木道 りっぱな銀明水避難小屋
銀明水から小一時間くらいがこのコース一番の登りになる。一部滑りやすい個所があり、下りが心配に。徐々に木の高さが低くなっていき視界が開けていく。同時に周りの木々もどんどん色づいていく。ひと頑張して斜面が緩やかになって高原状のエリアになると、別世界の美しい景色が眼前に広がった。思わず声が出る。
銀明水からの登り
遠くの山並みはどこ?
高原状のところに出ると別世界、紅葉がきれい
正面に焼石岳山頂がちょっとした丘のように見え、進むにつれて大きくなっていく。左手には横岳から獅子ヶ鼻岳への山並みが赤、黄の紅葉をまとって美しい。笹などの緑を含めたまだら模様がきれいだ。右手には草紅葉し始めただだっ広い草原が広がり、岩などもあり庭園風。遠くまで見渡せる。右手奥は東焼石岳か。360度色付いた山々を見上げながら歩く。木道が敷いてあるところなどは、本当に快適な絵になる散歩道。ただはしゃぐ気持ちもわかるが、団体さんが少々うるさかったなぁ。
紅葉の庭園を散歩しているよう
焼石岳山頂が近づいてきた
10時11分、姥石平。10時17分には泉水沼。泉水沼の手前でご婦人に声を掛けられた。「昨日栗駒で、、、、」「あぁ~あの時の」という具合。やはり3連休、遠方からの登山者は1座だけを登るんじゃないんですね。再会にちょっとしたうれしさと盛り上がり。泉水沼まで並んで話しながら歩いた。
泉水沼は山頂部の直下で、沼からの紅葉の山頂は美しい。ただ人も多い。山頂までもう少しのようなので、まずは山頂まで行くことに。少し行くと横岳への分岐。登るにつれて西側や北側が見えるようになってくる。しかし、今日は遠望は今ひとつ。振り返っても栗駒あたりでさえ、うっすらとしか見えない。10時34分 喘ぐこともなく1,548m 焼石岳山頂到着。
泉水沼からの焼石岳
山頂斜面は紅葉のグラデーション
山頂直下から
泉水沼周辺の紅葉が美しい
後半に続く、、、
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