切明温泉、河原の天然温泉

鳥甲山下山後、林道歩きをヒッチハイクさせてもらえたおかげで、約１時間時間短縮。（この１時間はすっごく有効でした。）　

秘境秋山郷でも一番奥、切明温泉 雄川閣（５００円）で汗を流したあと、河原の天然温泉に行ってみました。

　

　　　人の入っていないタイミングで撮りました

この切明温泉は中津川の河原を掘るとお湯が沸いています。河原（というより川）に石を積んで作られたお手製の天然温泉（当然無料）があります。せっかくなので行ってみました。

雄川閣から吊橋で対岸にわたって徒歩５分ほど。行ってみると誰もいないのかなと思ったが、先に男性一人が入っていた。きまま仙人は一応水着も持ってきていたがどうしようかと思って男性に声をかけて聞いてみた。結局その男性も裸だったし、水着は興ざめなので、きまま仙人も素っ裸になって川に作られた湯船に。

先日の台風の影響なのか、作られていた大きな湯船は川の水が入りすぎているのか、やや冷たい。結局小さなエリアの湯船にご一緒させてもらった。その後でもうひとり若者が。声をかけて３人で一緒に。初めの男性は新潟から来られたようで、もう何度も来られているよう。マイスコップ持参というつわもの。後から来た若者は名古屋からバイクで来たという温泉好き。山屋のきまま仙人とはまったく違う３人でしばし楽しいおしゃべりをさせてもらった。お二人さん、本当にありがとうございました。

普通の河原で色付き始めた山肌の木々を見ながら、川のせせらぎを聞きながら入る温泉は、野趣あふれて最高の気分。この付近の紅葉はもう少し先か？　近くで工事をやっていた音がたまにキズではあったが。お湯は雄川閣の内湯と同じように無色透明に近い。硫黄臭、温泉臭は強くない。川に石を積んで作った湯船といっても、入っていたところは快適な温度で、長湯ができる快適さ。場所によって熱い冷たいが有るところが天然らしくていい感じだ。この日の天気だと寒くもなく、風呂からあがってもぽかぽかしていた。

今の時期は紅葉見物の観光客が多く、切明温泉に来ても河原の温泉に入る人は、思ったよりも少ないようだ。でも我々がさくらになったのか、家族連れなどその後何組かが。

たしかに女性は入りづらいだろうと思う。屋根はおろか脱衣場なども一切ないのだから。でもせっかく切明温泉に来たのなら、この河原の温泉に入らないのはもったいない。

正直雄川閣より印象深いいい温泉でした。