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2012年10月27日 (土)

紅葉、鎖場、展望の稜線歩き、信越の峻峰鳥甲山(10月20日山行記録(3))

2012年10月20日(土)の鳥甲山の山行記録その3です。

鳥甲山山頂~屋敷登山口 & 温泉

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   白砂分岐から屋敷山への見晴らしのいい稜線

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    佐武流山(中央)、いつか登ってみたい

込み合ってきたし先は長いので、10時35分下山にうつる。分岐を左手にとり屋敷へ。ここからは展望のいいなだらかな稜線歩き、今回のコースのハイライト(のはず)だ。はじめ一気に下った後は少しゆるやかに。たしかに右手に苗場山を見ながらで、眺めは最高。笹など緑も多いが、紅葉下木々も多い。ただ痩せ尾根で、右側の秋山郷側がすこーんと切れ押していて、そこそこ高度感がある。道幅が狭いところでは、景色に見とれていたらうっかり落ちてしまいそうで怖い。(強風でもなければ、そんなわけはないとは思うが。)

やはり鳥甲山は和山から屋敷に縦走して大正解だと思った。屋敷からのルートもまた違った景観が楽しめる。展望、紅葉を楽しみながら順調に下る。時折小さな登り返しも。赤嵓手前のコル付近は東側が鋭く切れ落ちていて、覗き込むと迫力満点。11時7分、北側稜線では一番高いピークに着く。おそらく赤嵓(ここも標識なし)だろう。このあたりから振り返ってみる鳥甲山もまた違った山容を見せる。しばし小休止。下りは足にくる。

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 紅葉を見下ろす

 

 

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 快適な稜線歩き

 

 

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 赤嵓手前のコルから
 下を覗く、スリリング

 

 

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 赤嵓からの鳥甲山

 

 

 

この山の紅葉は多様で、北側は白嵓ノ頭までの紅葉とはまた違った感じだ。ピークによって赤黄緑と斑に紅葉していたり、笹や針葉樹で紅葉のないところがあったり、赤嵓から屋敷山の間には、柿色で燃えるような斜面があったり。実にいろんな顔を見せてくれる。ただ日焼け止めを塗っていないせいで顔がほてってきた。

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   赤嵓の絶壁   斑の紅葉

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  柿色で燃えるよう  朱色のカエデ

屋敷山付近の紅葉も見事。このあたりのナナカマドやカエデの赤も印象的。むしろやや葉が落ち始めている木も多い。赤や黄色の落ち葉のカーペットを下る感じも趣があっていい。結局屋敷下降点の場所はよくわからずじまいだった。道が不安になるようなことはないが、標識はもう少しほしい。地形上ここが下降点ではないかと思われる地点は、プロトレックでは1,680m。一方ガイドブックに記載されていた下降点は標高1,440m。200m以上も差が。ん~GPSのデータが無いのが残念。

稜線から樹林帯に入っていくと、いきなり急下降。きまま仙人にとっては、苦しい下山が待っていた。急なうえにとにかく滑る。足もこの時点で既によたよたになりかけ。滑ってバランスを崩しては、時に華麗なステップで立て直し、時に大股開きで踏ん張り、ある時は手をつき、ある時は木につかまり、そしてある時は堪えきれず尻もち(とはいえ傾斜もあるので、軽い尻餅)をつき、、、、正直ここ数年で、一番尻餅をつく回数の多い山行になってしまいました。

確実に高度は下げていきましたが、もうこのあたりではとにかく早く林道に出たい一心でした。紅葉を愛でる余裕は既になし。格闘すること約1時間、少し歩きやすくなってきたかと思ったら、何でもないところでツルッ、大股開きでそのまま転倒。。。。ケガしなかったのがほんと幸いでした。気持ちを落ち着かせるためにも、その場でしばし休憩。ザックを降ろしてエネルギー補給。情けないことに足がつりそうに。。。

しかし休憩で少し復活。林道らしきものもちらちら見えるようになり、だんだん気持ちに余裕が。いきなり砂防か雪防用かわからない巨大な白い壁が出現。このあたりから「登山道」とだけ書かれた標識が出てきます。ほどなく、13時10分、屋敷登山口到着。正直ホッとしました。

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   紅葉の中を下る   屋敷登山口

ここからは約6,7キロ林道(舗装道)を歩いて戻ります。トンネルをくぐって、屋敷への分岐のあたりに10台弱車が停まっていました。駐車場としては、和山の登山口の方が広いです。やっぱりこちらもトイレはなし。かったるいから(登り以外は)軽くジョグでいこうかと思っていたら、ラッキーにもうしろから軽トラが。思わず手を挙げてヒッチハイクをお願い。親切な方で快く乗せてくれました。助手席に荷物があったこともありますが、お尻が汚れていると思い荷台に。カーブは少しおっかなかったですが、風が気持ちよかった。切明への分岐まででいいとお願いしたのですが、親切にも駐車場まで乗せてくれました。本当に助かりました。感謝、感謝です。このヒッチハイクで約1時間稼げたことになります。結果的にこの1時間はすっごく大きかったです。

駐車場でまず着替えて、切明温泉へ。まずは村営の雄川閣(500円)の内湯で汗を流す。(石鹸、シャンプーが使えるので) すごくいい露天風呂もあるようなのですが、混浴で空いていると入っていい。最長で30分まで、というルールのようです。きまま仙人が内湯から出た時は、露天は使用中だったので、諦めてそのまま河原の天然温泉へ。このくだりは22日のブログで紹介したとおりです。野趣あふれる本当にいい温泉でした。

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 切明温泉、中津川の
 河原の天然温泉

 

 

切明温泉を出た正確な時間は覚えていませんが、まだ明るいうちに出発。目的は和山のあたりからの鳥甲山の全景を撮りたかったから。既に薄暗くなり始めてはいましたが、何とか撮影できました。鳥が翼を広げたような幅のある迫力の山容で、あの稜線を縦走したのだと思うとちょっとした感慨が。これもヒッチハイクで時間を稼げたからかと。

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 和山付近からの
 鳥甲山全景

 

 

 

最後はくたくたでの下山でしたが、印象深いすばらしい山行になりました。大満足です。でも疲れたなぁ~

おしまい。

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コメント

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Carroll B. Merriman

投稿: Carroll B. Merriman | 2012年10月30日 (火) 18時29分

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