想定外の連続で急遽行先変更、気楽な山散歩奥白根山(9月22日山行記録(1))
金曜夜、車を飛ばして日光へ。そもそも良かったはずの天気予報が不安定になり、どのエリアに行くかも迷った末の決断だった。志津乗越に車を停めて、大・小真名子山から帝釈山へと縦走し、女峰山まで行き唐沢から林道へと周回する計画だった。ところが、志津乗越の駐車禁止。プラス往復約10キロの林道歩きは、登る気を一気に萎えさせてしまい、一旦は光徳牧場のところから太郎山に登ることに変更。
その夜は光徳牧場の駐車場で仮眠。
○9月22日(土) 曇りのち晴れ、朝少し雨
翌日(22日)目覚めると何と小雨。山王峠付近まで林道を行ってみるも、こちらも駐車場はなし。(無理やり路肩に停められそうな場所はあったが、そこまでする気になれず。) きまま仙人の地図(95年版)には載っているハガタテ薙のコースは今は通れない(ちなみに前回99年に登った時も山王峠経由の道を往復している。)ので、コースタイムはたっぷり8時間以上あり、この天気で往復8時間のコースを歩く気にもならなかった。
で、急遽代替案として浮上したのが丸沼からの奥白根山だった。丸沼高原まで移動すると、空も明るくなり、ちょっと期待も。着替えを済ませ、さぁそろそろ出発しようか(まだ動いていないので、ロープウェイを使わず登ろう!)と思ったところに、雨が、、、
車内でしばらく様子を見ることに。もう山は諦めて温泉の検索も始めたところ何とか雨は上がってくれた。この天気だし、スキー場を登るのはパスしようということになり、8時の運行開始を待つことにした。結果的にこの判断は大正解。
というわけで、片道1,000円支払って、600m(1,400-2,000m)もの高度を15分ほどで稼いでしまった。途中ロープウェイからは四郎岳の右側に燧ヶ岳の稜線が望めたが、2,000mの山頂駅まで上がってしまうともう展望はなかった。奥白根も眼前に大きく見えるが、残念ながら山頂部分はガスの中。
反則?のロープウェイ
山頂はガスの中
(写真は下山時)
8時18分、鹿侵入防止の鉄扉を通り、二荒山神社で安全祈願をして歩き始める。七色平(分岐)のあたりまでは遊歩道のようになっている(家族連れなど観光客も来る)ので、山道ではあるが、道はすごく整備されている。階段状にしてあるところも多い。雨のせいかやや蒸した感じはあるものの、暑いという感じではない。やはり9月も下旬だ。
30分ほどで山頂への登山道に入る。登山道にはカニコウモリが多い。正直多くてもカワイイ、あるいはきれいな植物ではない。あとゴゼンタチバナやマイズルソウと思われる葉はあったが、花の残骸も実もなかった。苔むした森林歩きもあり、初心者にはいいコースだと思う。紅葉にはまだ早いが、登るにつれ明らかに葉の色が少しずつ変化していき、空気感とともに秋の山の気配が感じられる。山頂駅付近では多かった人も、次第にばらけ静かな山歩きが心地いい。
??シャジン ??? カニコウモリ
1時間もかからず、木々が低くなっていき、周りが明るくなってきた。程なく森林限界を越え、一気に高山らしくなる。斜度がややきつくなったあたりで小雨が。まずい。。。しかし雨具出す判断をする間もなく止んでくれて助かった。
ガスの中、森林限界越
最後のガレた登り
五色沼からの道と奥白根神社の小さな祠のところで合流すると、思ったよりも大勢の人が休んでいる。最後に岩のピークを登り、9時52分余裕で奥白根山(2,578m)山頂到着。きまま仙人は4度目の山頂となる。残念ながらわずかに五色沼を見下ろせた以外は展望は皆無。山頂は広くはないので、奥白根神社まで戻って休憩&エネルギー補給。
ここで改めて作戦会議。時間的には全然余裕があるし、気持ち頭上には青空も。このまま引き返すのもつまらないので、五色沼から弥陀ヶ池と奥白根山をぐるっと一周回って帰ることに。このコース山頂から五色沼の先の(五色山との)分岐まで以外は、今まで歩いたことのないルート取りとなる。
後半へ続く
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