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2012年8月 2日 (木)

未踏峰 笹本稜平著

笹本稜平氏の「未踏峰」を読んだ。山岳小説ともいえるが、根っこは青春物語だ。まぁ気持ちのいい面白い小説だった。

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あまりにもストレートな小説だったので、気持ちよく読めたし、自身も前向きな気持ちにはなる。が、同氏の「還るべき場所」を読んで2作目として読んだので、スケールも緊迫感もはるかに「還るべき場所」の方が上であり、正直物足らなかったという感じがしてしまう。

そもそも設定も(細かいところは別にして)有りがちといえば有りがち。障害などの困難に打ち勝ち、今後の人生に立ち向かう越えなければいけない壁として未踏峰が位置づけられている。登山に限らず、ある行為やプロジェクトがそういう対象になることはよくわかる。が、物語としてはその達成を困難にする試練がもう少しドラマチックにあってもよかったのではないか。3人の絆的なことに重きを置かれすぎて、話自体はあっけなかったような気がしてしまう。無許可登山者2人も何か中途半端だったかな。

山での細かな描写など、さすがと思わせる部分もあったが、笹本氏を読むのなら、やっぱり「還るべき場所」を勧めたい。

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