乗鞍岳速報
逆に山登りを趣味とするようになると、観光地化した乗鞍はなかなか登山対象とならずにいた。しかし前回は畳平から往復しただけだったし、ややガスがあったこともあり、山頂や畳平以外はほとんど記憶にない。そんなわけで、もう一度行っておきたいと思っていた。
畳平からの往復でもいいかなとも思っていたが、少し下から歩こうと思い、乗鞍高原側の位ヶ原から登り始めた。コースとコースタイムは以下。
位ヶ原6:49-肩ノ小屋口7:47-肩ノ小屋8:19-8:59剣ヶ峰9:22-肩ノ小屋10:00-10:33富士見岳10:41-畳平11:00-お花畑散策-11:23畳平
畳平や肩ノ小屋より上は観光地で日傘をさしたおばさんがいたり、剣ヶ峰までは人が数珠繋ぎのところがあったり。予想はしていたものの、かなりうんざりでした。むしろ位ヶ原からは静かな山歩きが楽しめました。花の豊富な樹林の登りから始まり、視界が開けると雪解けの沢に沿った登山道となり、雪渓を登り、お花畑を登っていくという変化もあり、花満載のコースでした。あと、畳平のところのお花畑は素晴らしい。一面ハクサンイチゲのお花畑あり、ミヤマキンバイやチングルマ、ミヤマキンポウゲ、ヨツバシオガマ、、、何と久しぶりにクロユリも見ました。富士見岳などにはコマクサもたくさん。スケジュール的にはきつい移動でしたが、無理してもこの時期に行って大正解でした。
コマクサ
ハクサンイチゲのお花畑
黒百合
ただ天気は悪くはなかったのですが、朝山頂部はガスがかかっていて今ひとつ。剣ヶ峰でははじめ展望なしだったのですが、ガスの中から大日岳や権現池が姿を現し、歓声が上がる一幕も。それでも北アルプスや御嶽は見えませんでした。残念! 一瞬富士見岳から焼岳が姿を見せてくれただけでした。
ハイカーだけでなく、スキーヤーもサイクリングの人も、、、山屋からするとうれしいことばかりではないですが、他にはない3000m峰ですね。
展望は残念でしたが、それでも十分満足の一日でした。
いつものように山行記録は後ほど。
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