新緑を求めて多摩川源流の散策、笠取山(6月2日山行記録(1))
笠取山は2000年の6月以来2度目だ。コースはほぼ同じ。前回は曇天で展望が今ひとつだった印象はあるが、あまり多くの記憶が残っていない。タイムの記録は残っているものの、山行記録というような文章も写真も見つからなかった(写真は撮っていないはずはないんだが)。Tは登ったことがないということもあって笠取山に決定。標高は1,953m、付近に多摩川、荒川、富士川の流域を分ける分水嶺がある多摩川源流の山としても有名な山だ。
○6月2日(土)曇り時々日差し有
5時過ぎに東京駅で待ち合わせ、かなりの早起きにプレッシャーがあったが、まずまずすっきりお目覚め。さすがに時間が早いと高速も順調。(勝沼IC経由で)3時間くらい見ていたが、7時過ぎには登山口の作場平口(ちなみにここは山梨県)に到着。駐車場にはまだ2台、きまま仙人らがついてからも何台かは来たが、思ったよりも少ない。はっきり覚えているわけではないが、道もトイレも新しくなっていると思う。きれいなトイレだった。
作場平口
7時23分、駐車場を出発。道も整備されているし、道標もありわかりやすい。緩やかに林間を登っていく。きまま仙人は後ろの方が気楽なので、Tに前を歩いてもらう。上の新緑は今が見頃という感じで、いい色をしている。来てよかった、まずは気分上々。陽がもう少し当たって葉が輝くと、、、空ももう少し青いと映えるのに。。。まぁ欲を言うと切りがない。また新緑もきれいだが、苔むした岩や倒木の感じがまたいい。我々は一休坂(こちらの方が急らしい)ではなく、ヤブ沢峠経由のルートを選択。理由は、前回きまま仙人は一休坂から登ったからというだけ。針葉樹もあるが、ミズナラやカエデ系、ブナなどがあり、紅葉の季節もよさそうだ。タチツボスミレ?がところどころ咲いているが、雨が降った後のせいか、きれいな花はほとんどなかった。
背の高い落葉松
いい感じの新緑
ヤブ沢峠へは沢沿いの緩やかな道だ。何度か沢を越えるが、しっかりした木橋がかかっている。沢も水がきれいで、苔のついた岩の緑がいい感じ。2人とも写真を撮りながらマイペースで登る。いやTは写真を撮る以外は、なかなかいいペースでガシガシ行っている感じ。時折日差しも出て、木漏れ日の中を歩くのはむしろ暑いくらいだった。時折ムラサキヤシオ?かツツジ系の紫の花が鮮やか。
きれいな清流 木橋、木道で整備された道
ムラサキヤシオ?
小一時間ほど軽くひと汗かいて、8時25分ヤブ沢峠着。尾根には車が通れるのではないかという幅の広い登山道がついていた。ベンチに座って小休止。ここから笠取小屋まではハイキングコースのような道だが、このあたり背の高い落葉松が印象的。落葉松の新緑もきれいだ。しばらく行くとほどなく笠取小屋の青い屋根が見えた。こういうところで一泊するのも悪くなさそうだ。写真を撮っただけでそのままスルー。小屋を過ぎて少し行くと、木々の間から笠取山のピークが見えてくる。思ったよりも近い。
気持ちいい笹原
分水嶺や笠取山の前にちょっと雁峠に寄り道することに。分岐から少し下って10分もかからない。雁峠(ちなみにここは埼玉県)は雁坂峠から甲武信岳へと続くルート上にある。雁峠は少し枯れたような笹原で、視界が開けて気持ちがいい。特に南西側が開けていて、乾徳山などが見えるらしい。(後日写真で確認すると、、、、微妙、あのあたり?くらい) きまま仙人はバナナでエネルギー補給。ここで長休止もありだとは思ったが、ストイックなTと一緒なので、まずは山頂へと向かう。
雁峠付近からの笠取山
乾徳山方面
雁峠、奥に笠取山
ちょっと長くなったので後半に続く。。。
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