頭は見えず、北アルプスの好展望台、四阿屋山(5月3日山行記録)
恒例化(高齢化?)しつつあるGWの大竹さん家集合&登山企画だが、今年のメインは爺ヶ岳南尾根。今日はその足慣らしという感じだ。ちなみに大竹さんはきまま仙人と前職(某エンジニアリング会社)で一緒だったのだが、お付き合いは退職後の方が深い。今回集まったメンバーは、大竹さんときまま仙人以外の3人は今もその会社でバリバリに活躍されている。
大竹さんは木工職人として大竹工房を始められ、椅子やテーブルなど味わい深い家具を手創りされている。ご興味のある方はぜひこちらのHPを。
さて山の話に戻ろう。前にも書いたが、四阿屋山(あずまやさん)という山は百名山の四阿山(読みは同じだが屋がない)以外に埼玉県にもあるようだが、今回登ったのは長野県筑北村の山。冠着山と聖山と合わせて筑北三山というらしい。まったく知らなかった。標高は1387m、登り1時間ちょっと、下りは1時間弱という軽~い足慣らしのハイキング。
きまま仙人は前夜移動で梓川SAで仮眠。夜中の激しい雨に加えて、天気予報も今ひとつ。きまま仙人は正直この日は温泉&早々の酒宴に違いないと高を括っていたくらい。が、意外や意外、空は味方してくれたか、朝には曇天ながらも雨はあがってくれました。
もともとは坂北駅に午前中に集合の予定。だが予想通り?千葉組3人が渋滞で遅刻。きまま仙人は梓川SAからなので時間的には余裕。「道の駅さかきた」での山菜まつりのくだりは6日のブログで紹介した。結局集合は12時頃。きまま仙人は車内でうとうとしていたところだった。
そのまま車3台で坂北(中村)の登山口へ移動。この四阿屋山、いくつか登山道があるようだが、我々は坂北駅に近い西からの登山道を登る。登山口には標識・案内板もあり、山頂まで2.4キロとある。登山道は歩きやすく特段急なわけでもない。青いスミレや木々の新芽が春らしい。雪はまったくない。
登山口には案内板 新緑も
緩やかな登り
今回のメンバーについて少し触れておこう。大竹さんときまま仙人は転職しているが、全員が某エンジニアリング会社の山岳部だったメンバー。ちなみに大竹さんの奥様もである。大竹さんは大先輩だが、あとの4人TIさん、TOさん、SSさんにきまま仙人は同世代。SSさん以外は昨年の燕岳に登った仲間でもある。
1時間弱歩いて、頂上までもう少しというあたりに北アルプス展望台がある。ん~北アルプスを見るのに本当にいい展望台だ。ただ残念ながら山頂部分がきれいに雲で隠れてしまっている。ピークさえ見えれば、ほとんどの山を同定できるはずなのだが、さすがに足だけで顔を当てるのは難しかった。展望図の案内板も設置されているので、まず遠見尾根と八方尾根が確認できた。あとは並びと展望図を見比べて予想するのみ。それでもきれいな山並みが望めただけで、一同大満足だった。ちなみに晴れていれば槍の穂先も見えるらしい。
北アルプスが一望
聖山の右には頚城の山も
13時30分、一旦山頂まで登る。山頂は木々に囲まれて展望は今ひとつ。焚火のあとのようなものもあった。ここで軽くお弁当。
この四阿屋山、標高は1,387m、北側面は見事なブナの原生林になっている。面白いのが、標識が立ってあって「村指定天然記念物 四阿屋山ブナの原生林」と。何?村指定? いやはや、初めて聞いた。
記念写真を撮って、下山開始。車なので来た道を戻る。帰路でも展望台でひと眺め。途中カタクリ発見! 登りには気付かなかった。多くはなかったが、可憐な花がうれしい。
もう一度、北アルプスを
カタクリの花
下山は快調に一気降り。14時43分、登山口に戻った。山中、我々以外誰にも会わない静かな山歩きだった。下山後西条(にしじょう)温泉とくら(400円)で汗を流す。施設の前から四阿屋山がきれいに見えるのが印象的だった。
帰りに旧篠ノ井線の廃線遊歩道なるものを散歩。まさに線路を取っ払った後を遊歩道として整備しているのだ。鉄道のトンネル跡を歩いて通るというのなどなかなか面白かった。当時は蒸気機関車だったため、トンネルの内部天井は煤で黒くなっているのもいい感じ。ただもう少し当時の機器など一部線路など残しておくともっといいのにと思う。
廃線遊歩道、トンネルを歩いて通るのは面白い
心配だった天気も何とか持ってくれ、御の字の初日の軽登山でした。明日は4時起きで爺ヶ岳南尾根、20時まで畳み掛けるように飲み食いして、さっと寝ました。明日の天気が良くなりますように。。。
おしまい
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