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2012年1月11日 (水)

時計コレクション (78) Waltham 懐中時計

なかなか紹介する時計もなくなってきたが、今年も細々でもこのコーナーは続けていきます。よろしくお付き合いをm(_ _)m

今日紹介するのは、完全にジャンク品、一応輪列は回転するが、時計としてはまったく動かない。針も風防もないし、ケースの蝶番は外れている(折れてなくなっている)。

ただかなり古いウォルサム(American Waltham Watch Co. (Waltham Mass))の懐中時計であることは間違いない。

78_walthamclock_01  

 

 

 

 

この時計は、友人から時計の解体・組立の練習用にともらったものだ。腕時計に比べると、懐中時計の方が大きい分だけ初心者には扱いやすいとのこと。ジャンクだけに失敗しても、さして気にすることもないし、輪列は回転するので組み上げたあと最低限の動作確認をすることもできる。

78_walthamclock_02

 

 裏蓋は取れてしまっている

 

 

この時計については、ほとんど何も分かっていない。ウォルサム(American Waltham Watch Company )はもちろんアメリカの時計メーカーである。(家内生産⇒工業化した最初のメーカーとも) その歴史は結構古いが、名前も資本も何度も変わり、懐中に詳しくないきまま仙人にとって、この時計がどういうものなのかほとんど分かっていない。正直、もう少し調べて素性が分かってからこのコーナーで紹介したいと思っていたくらいだ。

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ムーブメントを見ると、「A.M.M.C. Waltham Mass」の刻印が。これでAmerican Waltham Watch Co. 時代のウォルサムであることが分かる。(スイスのWaltham International SA ではない。) 

78_walthamclock_03

 

 「A.M.M.C. Waltham Mass」の刻印

 

 

このムーブメントを見て驚くのは、何といってもエングレービング。よく見ると、1本1本の線はけっして極上の彫りとは言い難いが、全体としてはかなり綺麗な、しかも細かい装飾が施されている。テンプの受けの装飾だけ、他と少し違うように見えるのは気になるが、、、それ以上は何ともいえない。

78_walthamclock_04

 

 綺麗なエングレービング

 

 

シリアルNo.は18874694と記されている。こちらのサイトによると、製造年は1912年か13年ということになるのだが、実際はどうなのだろう? またムーブメントの仕様(石数や振動数など)もよくわかっていない。ゼンマイはリューズ巻きで、リューズ一段引きで時刻合わせです。

何かご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えていただきたい。

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