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2011年12月19日 (月)

霜を踏みしめ陽だまりの散策、箱根山[冠ヶ岳・神山・駒ヶ岳](12月17日山行記録)

12月17日(土)の箱根山山行の山行記録。天気も快晴、陽だまりの中、展望もすばらしく、楽しい山行になりました。

コースとコースタイムをもう一度以下に記しておく。
早雲山ロープウェイ駐車場6:38-お中道分岐7:51-冠ヶ岳8:26-神山8:43-防ヶ沢分岐9:13-9:38駒ヶ岳(+散策)10:15-防ヶ沢分岐10:28-早雲山分岐11:15-11:59早雲山ロープウェイ駐車場

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 お中道分岐付近からの富士山

 

 

 

いつものように登山口での仮眠にしなかったのは、やはり冬は寒いということと、ネットで調べた情報では駐車場が使えるのが5時からとなっていたため。久しぶりに早朝出発で緊張したが、4時起き4時半前には出発できた。6時過ぎには順調に大涌谷着。が、ここで想定外。5時から使えると思っていた小さい方の駐車場も鎖で閉鎖中、ネットの写真で利用時間が書かれていた表示板にはカバーが。。。

迷ったが早雲山に移動することに即決。登る距離が長くなるので、そのまま待つのと時間的には30分も差が無かったかもしれない。

ロープウェイの早雲山駅駐車場、ロープウェイに乗るわけではないので無料の駐車場に停めるのは気がひける。戻ってきて着替えたりすることを考えると、観光客が多く通るところを避けたかったので、奥の第2駐車場に車を停めて準備。6時38分まだ薄暗い中出発。

甘く見てはいけない結構急な登りで始まる。霜や凍った地面を踏みしめる感触がいい。滑るような危険な感じもない。道もよく整備されている。50mごとに番号のついた小さな標識が設置してありわかりやすい。(お中道分岐が確か40) 木々の間から赤みを帯びた朝日が差し込む。富士山やこれから登る神山らしきピークがあるが、残念ながら木々がさえぎってよく見えない。太平洋の海岸線も見えた。歩きだすと身体が温まり、全然寒くない。

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  木々の間から朝日  朝焼けの神山?  50m毎の標識

高度が上がるにつれ、道の端に残雪が。さすがに12月、この標高でも今年もう降ったんですね。1時間ほどで登りが緩やかになって、やっと富士山方向が開けた場所に出る。近くていい富士山だ。ほどなくお中道の分岐に出る。ここから大涌谷分岐までは5分ほどだが、途中凍った岩の滑りやすいところがあり、慎重に通過する。このあたりに来ると硫黄の匂いが感じられる。

大湧谷の分岐からは、いよいよ冠ヶ岳への登り。楽ではないが、30分弱のほどよい登り。残念ながら展望はない。分岐から5分で冠ヶ岳山頂(1409m)。途中祠が祀ってある。冠ヶ岳はちょうど大涌谷を見下ろすような位置にあるが、ここも木々で展望はよくない。ただ、大涌谷からの噴煙だけはわかる。神山もすぐ近くなのだが、本当に木々が邪魔。惜しいなぁ。

一旦分岐まで戻り、箱根山の最高峰神山(1438m)へとひと登り。箱根山とはこの神山を中心に冠ヶ岳、駒ヶ岳などの総称とのこと。(古期)外輪山に金時山や明神・明星ヶ岳がある。本当に残念だが、この神山も展望はない。ただ少し降りたところから駒ヶ岳の山頂(ロープウェイ駅)は望めた。すぐ近くに見えるのがうれしい。

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 左:神山山頂
 右:霜の降りた道

一旦お中道、防ヶ沢の分岐まで下り、駒ヶ岳に登り返す。20分ほどでロープウェイ駅の分岐を過ぎると一気に視界が開け別世界に。(ただ順路としてはロープウェイ側から回った方が良かったか?) 少し登ると草原の頂上からの素晴らしい展望に一気にテンションが上がる。富士山はもちろん、愛鷹山(越前岳)や遠く南アルプスの赤石岳や聖岳に目が行く。

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 駒ヶ岳山頂からの富士

 

 

 

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   駒ヶ岳山頂直下視界が開ける  相模湾

山頂の火口部は結構広い。まず一番高い所にある箱根元宮神社にお参りし、展望を堪能しながら今日初めての長休止。パンでエネルギー補給。座っていると少し寒い。特に指が冷たい(きまま仙人は指先の切れた手袋をしていた)。CANON G10やテレコン、PLフィルタなどを出して、撮り比べのための写真をいろいろ撮影。じっとしていると寒いので、山頂を回りながら360度の展望を楽しむ。相模湾、駿河湾、間には伊豆半島、足元には芦ノ湖が。富士山から北に目をやると通ってきた神山も。北側には(あとで確認してわかったのだが、)丹沢山塊が。相模湾の奥には房総半島らしきものも薄らと。ただ登山者らしい人はきまま仙人のほかはあと1人のみ。他はみんな観光客。

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 ロープウェイ駅と富士

 

 

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 駒ヶ岳山頂の箱根元宮神社

 

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 芦ノ湖と伊豆半島

 

 

10時15分駒ヶ岳山頂をあとに。防ヶ沢分岐から迂回コースのお中道を行く。この道は登りくだりも少なく、本当に歩きやすかった。お中道に入ってからは多くの登山者とすれ違った。やはりなかなか人気の山のようだ。11時15分早雲山分岐。7,8人のパーティが休憩していたのでそのままスルー。快調に12時には駐車場に戻った。

大涌谷に立ち寄って、ロープウェイで戻るというのも考えたが、観光地に行くというのに抵抗もあったのでパス。温泉に入って伊豆高原まで行くのに時間を取っておきたかったこともある。下山後箱根湯本駅近くの弥次喜多の湯(900円)で汗を流す。はじめは貸し切り状態。内湯の他2つの露天風呂に、1人用(せいぜい2人)のたらい(桶)風呂が2つ。これが気持よかった。特に入るときにお湯がザァーッと溢れる感じが贅沢。あとサウナも。ちょっとぬめり感のある温泉らしい温泉が気持よかったです。

久しぶりの冬山低山歩きだったが、今回快晴に恵まれとても快適な山旅だった。

おしまい

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コメント

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投稿: AyersJodi | 2012年4月10日 (火) 20時30分

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