秋山散策、展望と紅葉の三ツ峠山(10月29日山行記録(1))
30日の山行翌日のブログにも書いたが、三ツ峠山に登ったのは17年ぶりになる。そう厳しくも無く、家族連れも来るような山だが、コースによっては登り甲斐もあるなかなか楽しい山行ができる。また富士山をはじめ展望は東京近郊ではトップクラスだ。紅葉の期待できそうな標高、展望があって、比較的気楽に登れる山ということで選んだ。今回登ったことのない御正体山辺りも候補に考えたが、周回コースの取りやすさや展望では三ツ峠山に軍配が上がる。
まずコースとコースタイムは以下。
グリーンセンター5:54-達磨石6:43-八十八大師7:58-8:43三ツ峠山(開運山)9:30-御巣鷹山9:45-三ツ峠山荘10:03-木無山の肩分岐10:12-鉄塔10:55-天上山分岐11:25-浅川バス停11:58-12:22河口湖駅13:09=三ツ峠駅13:35-13:50グリーンセンター
オレンジの丸●がグリーンセンター
前回は仕事で一度はキャンセルしたのだが、土曜日仕事が終わってから仲間を追いかけ、へッ電を付けて夜中に登り、早朝三ツ峠山荘に朝駆けして驚かせたことを思い出す。当時は携帯を持っていなかったので、遅れて追いかけることは連絡できなかった。ちなみにその時はそのまま徹夜で河口湖まで歩いた(今回とほぼ同じコース)。いや懐かしい。当時に比べると登山道も林道も格段に整備されていたように思う。
三ツ峠駅側の表登山道は、憩いの森公園まで車で入れる。駐車スペースも十分ある。が、きまま仙人の場合は電車で河口湖駅から三ツ峠駅まで戻り、車に戻るコースをとりたかったので、もう少し駅に近いグリーンセンターの駐車場を使わせてもらった。グリーンセンターはテニスコートやフットサルなどもできる公共施設で、温泉ではないが露天付きのお風呂にも入れる。駐車場に戻ってきて、移動無しに汗を流せるのもメリットだと思う。
前夜発か早朝発かで迷ったが、時間に余裕がある前夜発を選択。途中事故渋滞があったものの、ほぼ順調に24時半頃にはグリーンセンター駐車場到着。空には満天の星で明日の天気を期待させてくれた。気がつくとオリオン座が見えた。季節の移り変わりを実感する。
しかし、、、この日はなぜか寝つきが悪かった。しかも明け方は寒かった。熟睡できないまま朝を迎える。。。
○10月29日(土) 晴れ
登山届けの提出箱はグリーンセンター駐車場のトイレに隣接してある。が、用紙が1枚も無い。迷ったが、今回は不提出で登らせてもらった。適当な紙もなかったし、やはり一から書くのは面倒。そのためもあり、予定より少し早く5時54分出発。天気もよく、日が出ると寒さも無かった。空気の冷たさが心地いい。
しばらくは舗装された林道を行く。遊歩道があるところはそちらを。前回は夜歩いたということもあるが、このあたりは17年前の記憶がまったく思い出せない。正面に朝焼けに照らされたコブコブの三ツ峠山が見える。近い! 標高差は1,000mちょっと、下りの距離は少し長いが、今日のコースは気分的には楽だ。
一番左が朝日に輝く三ツ峠山
30分強で憩いの森公園に着く。何組かここから登りはじめる登山者がいた。ここから登るということは往復コースなのか? バス停を過ぎて、少し登るといよいよここから登山道に入る。やっと山道だと思ってほっとすると、6時43分すぐに達磨石到着。よくわからないが、梵字のかかれた石碑だ。写真だけ撮って先に進む。
このあたりは針葉樹の林が多く、少しあるもみじのような広葉樹もまだ緑色の葉。紅葉はまだなの?かな。山道は整備されていて、標識もあれば、階段状になっているところもある。快調に高度を上げていく。霜もまったくなく、歩きやすい。2,3組追い越したり抜かれたりしたが、この時間だと人も少なく静かな山歩きができる。足元にはどんぐりや松ぼっくりなどが落ちていて秋らしい。どんぐりからは根の出始めているものも。やっぱり種なんだなぁ。
7時10分、股のぞきというところに到着。初めて視界が開けた場所で、富士山が目に飛び込んでくる。大きくて近い。しかもなだらかな稜線が美しい。この景色だけでも来てよかった。ここで最初のブレイクをいれるが、お茶を飲んだだけで早々に出発。このあたりからぱらぱらと紅葉した木が見られるようになる。が、本当にぱらぱらな上に、葉の色が綺麗なものが少ない。ん~なぜ? でも最低限の紅葉は楽しめたし、何より秋山を登っているという気分はすごく感じられました。
秋の風情の中を登っていく
中には見事な紅葉も、、、
股のぞき(の前)あたりから次々と標識がでてくる。大曲り、股のぞき、馬返し、愛染明王、不二石、そして八十八大師。八十八大師には多く(数えてないが88?)のお地蔵さん?があり、ちょっとユニーク。ここからは屏風岩の岩の壁を巻くように進む。見上げると迫力の岩盤が。
八十八大師 屏風岩
しばらく行くと三ツ峠山荘との分岐。山頂方向に最後の急登を一気に上がる。8時35分、富士見荘に出た。えっ?どっちだっけ? 小屋の前で休んでいた登山者に確認してもうひと登り、8時43分、1786m三ッ峠山(開運山)山頂到着! 山頂直下、少しだけ登山道に霜がおりていた。最高の展望!
山頂からの富士山
今日はここまで、つづく。
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