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2011年11月22日 (火)

ビブリア古書堂の事件手帳2 三上延著

ビブリア古書堂の事件手帳の続編を読んだ。1作目を読んで(やや軽いが)面白かったのですぐに購入。徳島出張の間に一気に読み終えてしまった。ちなみに今回は-栞子さんと謎めく日常-というサブタイトルが付いている。

前作より話が深く広くなってきた感じがして、ますます今後が楽しみだ。明確に続編に繋がるエピローグで終わっているので、3巻目が出るのは間違いない。早く読みたいと思う。

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前巻同様、プロローグとエピローグに短編3作(全巻は4作)という構成。プロローグ・エピローグがやや多く(栞子の母親の謎の提示)なっていることもあり、4作から3作になったのかも知れない。前巻に登場した奈緒や志田らも顔をだし、さらに新しい登場人物がでてくるので、登場人物的にも幅が出てきた感じがする。また今回はビジネス書や漫画が取り上げられており、古書のジャンルとしても広がりを感じる。個々の話の内容は好き好きかもしれないが、この2巻の方がより世界観が広がっているという意味でいい出来だと感じた。

短編3作は、奈緒の妹の話、五浦の元カノと関わる話、栞子の母親にも関わる話と、話に合わせて主人公や前巻登場した奈緒らの過去や家族が掘り下げられている点も興味深い。またしても心温まる人間関係がいい。これから読む方は、間違いなく1作目から読むことをお勧めします。

本に関しては相変わらず知らないものばかり(司馬遼太郎や藤子不二雄は知っていても、謎の主たる本についてはまったく知らなかった。)。でも司馬遼太郎はきまま仙人も大好きで、「竜馬がゆく」や「坂の上の雲」「項羽と劉邦」などなどかなりのものを読んでいるし、藤子不二雄も「おばけのQ太郎」や「パーマン」「怪物くん」などTVでよく見たアニメが多いので、親しみが持てる上に、意外な薀蓄を知ったようで楽しかった。「時計じかけのオレンジ」にしても読んだことはないがタイトルは良く知った本。あんなエピソードがあったなんて。

栞子と五浦の距離感もいい感じ。栞子に比べると五浦のキャラがやや負けている感じがしていたが、この2巻ではなかなかいい味が出ている。ちょっといい奴すぎるかもしれないが。。。本にまつわるミステリーだけでなく二人の会話もこの小説の大きな楽しみになってきた。

3つ目の話の展開では栞子の母親の嫌な人間性などにも触れられる。(それは栞子にも、、、) 各話の終わり方は比較的心温まるスッキリしたものが多い、というのが読後感の良さではあるが、こういう予告編的な意味深な内容を入れられると、早く続編がでないか心待ちになる。

単純な仕掛けと分かっていても、完全に作者の術中にはまってしまっているなぁ。

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