後立山の好展望台、雨飾山(9月24日山行記録(1))
早月尾根からの剣岳登頂断念・下山、赤谷山回避を決めてから、まずは携帯のつながるところで腹ごしらえしようと滑川にでて検討。最終日の渋滞を考えると、山中一泊の場合は2日目は軽いところ。あるいは明日も日帰りとして、3日目は帰り道の軽めの山とするか。それともピークは諦めて、酒でも調達して涸沢にいるはずの知り合いを襲撃する、というのも面白そうだ、、、などと悩む。
常念か蝶で一泊して、モルゲンロートの槍穂を眺めるか?というのに傾きかけたが、あのあたりは行きやすいし、どうせなら周回したいということでボツ。結局山中泊は諦めて、雨飾山に行くことにした。雨飾山は1999年のGWに雪の雨飾山に登っている。無積雪期は初めてというのが登ってみたい大きな理由でもあった。雨飾温泉からの梶山新道で登ろうかとも考えたが、小谷温泉側のほうが面白そうだし、積雪期との比較という意味もあるので、前回と同じ小谷温泉側に回った。
○9月24日(日)曇、時々晴、ややガス
夜はじめは星も見えていたのだが、期待に反して、夜中の間に結構激しい雨。朝目覚めてもパットしない空模様なので、少し出発を遅らせることにした。回りがどんどん出発するのを見送り、7時9分駐車場を出発。始めに少し下るのだが、下りから入るところが珍しい。緩やかに川沿いを行く。木道が敷かれていて歩きやすい。トリカブトや???(調査中)が咲いていてきれいだ。前回はこのあたりも既に真っ白だったことを思い出す。左手に滝を過ごして少し行くと、いよいよ山道に入る。
せせらぎの横の木道を行く
??? トリカブト 苔むした倒木
道はよく整備されているが、昨夜の雨の影響で少し歩きづらいところも。小学生くらいのお子さんのいる家族連れも多い。時間的には余裕があるのでマイペースで登っていく。道には「?/11」という山頂までを11分割した道標が掛けられている。登山口から山頂まで4,400mのようで、400m毎ということらしい。分かりやすくていい。
木漏れ日の中を登る 稜線が見えてきた
山道に入ると林間で展望もなく、前回の記憶は全くない。ブナ平を過ぎ、尾根を巻くように越えると沢の水音が聞こえてくる。少し下ると荒菅沢(あらくだ沢)だ。石ごろごろの河原で日差しが明るく、休憩にぴったりの場所だ。位置的にもいい。ただ人が多かったので、立ったまま休憩。河原から上流側を見上げると、山頂と思われる岩峰が見える。少しガスが気になる。
荒菅沢 左奥が山頂?
荒菅沢から笹平までは、そこそこ厳しい登りだ。小学生くらいの女の子で、がしがし登っている子もいる。頼もしい! 徐々に木々が低くなり、陽射しが気になり始める。今日は日焼け止めを塗っていないのでシャツの襟を立ててガード。森林限界を越えると、むしろ暑い。このあたりから、早くも降りてくる登山者が増えてくる。道を譲りつつこまめに休憩。
笹平までの開放感ある急登
最後の岩場の斜面は、なかなかの急登。登り応えがありました。(というよりなかなかしんどかったなぁ。。。) 「振り返ると荒くだ沢」という標識がある。たしかにするどい谷が広がっている感じは見ごたえあり。9時38分、やっと笹平到着。ここからの山頂の眺めは、雪こそなけれ記憶の通りだ。風も心地よい。ゴールが見えてきたことで、俄然元気が。と、ガスが濃くなって山頂が薄っすらとしか見えなくなる。一瞬出だ。展望は厳しいかなぁ、と半ば諦め気味。もっと南の山にするべきだったか?
名前の通り笹一面の笹平を行く
最後にもっこりとした特徴的なピークを目指してひと踏ん張り。10時5分、雨飾山山頂到着!
ちょっと長くなりそうなので、今日はここまで。続く。。。
| 固定リンク
コメント