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2011年10月26日 (水)

時計コレクション (番外37) CHRONO-MATIC Technical Guide and Maintenance Manual

さすがにネタが無くなってきて、今日紹介するのは原本ではなくてコピーだ。タイトルは「CHRONO-MATIC Guide technique et manuel d'entretien pour l'horloger」。きまま仙人はフランス語はまったく分からないが、おそらく「クロノマチック (時計店向け)テクニカルガイド&メンテナンスマニュアル」というものだろう。

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正直、フランス語で書かれていることもあり、ほとんどファイルの中で眠っていた状態だ。いつ、誰からコピーさせてもらったのかも正確には記憶にないが、おそらく10年位前に時計仲間と資料の貸し借りというか、コピーのしあいのようなことをやっていたときに入手したものと思われる。ちなみにきまま仙人は自分で整備をすることはないし、クロノは分解すらしたことが無い。したがってこういう資料も、資料として所有しているにすぎない。

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 表紙&LEON BREITLINGのサイン  目次と部品表

クロノマチック(Chrono Matic)とは、ブライトリング、ハミルトン(ビューレン)、ホイヤー・レオニダス、デュボアデプラッツの4社連合が1969年に開発した世界初の自動巻クロノグラフ(実際はセイコーのCal.6139?)。いわゆるCal.11を搭載したモデル。ゼニス(Zenith)連合のエル・プリメロ(el-primero)との開発競争はあまりにも有名。このあたりはHPの方をご覧いただきたい。

マイクロローター式の自動巻、カム、スイングピニオン式のクロノグラフ制御機構、左リューズという独特のレイアウトなど、非常に個性的かつユニークである。エル・プリメロのようにそのままでは現在作られていないが、ETAのCal.7750などにその技術は引き継がれている。

この資料の発行はブライトリング、1970年の4月となっているので、発売してまだ間もない頃に、時計店に配布されたものだろう。部品表や組立展開図、注油法、調整法などが書かれている(と思われる)。何せフランス語なので、調べる気もおこらず、図を見て楽しむだけだ。ただ図を見ると、クロノグラフモジュール、自動巻時計モジュール、カレンダモジュールというモジュール構成でできていることもわかる。

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  クロノ、自動巻時計モジュール  カレンダモジュール

原本がどういう体裁だったかも不明だが、36ページほどのそれほど分厚いわけでもない本。しかし、歴史的ムーブメントCal.11の技術書としては、もっとも詳しいもののひとつなのではないだろうか?

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      注油などのメンテナンス方法

できれば英語版であればなぁ、、、だともう少し読む気もするのだが。

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