展望と青い空、七ツ石経由の雲取山(9月10日山行記録(2))
雲取山は東京都の最高峰だ。きまま仙人が山頂に着いたときは、たまたま山頂には誰もいなかった。きまま仙人ひとり占め! 前回(95年)はブロッケン現象を見られたことを思い出す。パーティのメンバー達の顔も。ん?あと誰がいたっけ? いやはや思い出せない奴も。おにぎりを頬ばりながら景色を眺める。
山頂からは本当にすばらしい大展望。展望方位盤もあるが、本の展望図のコピーがビニールケースに入れて置いてあり、こちらの方が分かりやすかった。双眼鏡も出して確認していくと、大洞山の右奥には南アルプス。北岳、仙丈岳は確認。さらに右手を見ると奥秩父の山々が。北奥千丈岳や甲武信岳かな? 南側富士山の右には大菩薩、左には御正体山もさらに左は丹沢か。いや~すばらしい展望を満喫。ただ、北アルプスなどに比べるとわからない山が多い。図と見比べても分かりにくいところも。帰宅したらカシミールでゆっくり再確認しよう。
左、北奥千丈岳
右、甲武信岳
大洞山、奥は南ア
そのうちに山頂にも人が次々と。が、徐々に南側からガスが。富士山は雲が邪魔だなぁというくらいだったのが、みるみるうちに見えなくなってしまった。と残念がっていたら南側はガスでかき消されてしまった。奥秩父方面はまだまだ見えたが、あまりの急変に仙人がっかりT_T; でも結果的に七ツ石山をパスして、先に雲取に登ったのは大正解だった。粘ればまたガスが晴れるかも知れないという気もしたが、時間はかかるだろうと判断して下山することに。10時22分下山を開始。
ちなみに山頂付近にある避難小屋は非常に綺麗だ。ここで素泊まりも有かも。
小雲取、奥に七ツ石山
雲取山頂付近から
時間的にも余裕があったが、急なところが少ない分、下りは速い。思った以上に登ってくる人が多い。予想通りトレランの人も数組すれ違った。きまま仙人もトレランのコースとしても検討していたのだ。駐車場から往復22キロ強(GPSデータ)。標高差1200m強。少し登山道が狭くて登山者の邪魔になるところを注意すれば、トレランコースとしてもいいと思う。と、驚いたことにマウンテンバイクで上がってきている人もいた。不可能ではないが、ちょっと驚き。どこから上がってきたんだろう。
小雲取、奥多摩小屋、テレポートと過ぎ、しばらく下るとブナ坂に。ここから往路とは行かず、七ツ石山に向かう。下りで油断したわけではないが、なかなか登り応えあり。今日一番ガシガシ登った。さすがに水も食料もかなり減ってきているので、余裕。11時31分七ツ石山山頂着。山頂は思ったよりも広く、ここにも三角点がある。展望もまずまずで、南側はすっきり見えなかったが、何といっても先ほど登った雲取山の眺めがいい。登ったルートや、今ひとつ印象の薄い小雲取山もちゃんと確認できます。きまま仙人は復路に登りましたが、順番的には往路で登り、ここから目指す雲取を見てから行くというのがいいように思います。なかなかいいスポットなので、ぜひ立ち寄ることをお勧めします。
右奥が雲取山
七ツ石山山頂から
少し下ると神社(の跡?)が、さらに行くと鷹ノ巣山方面への石尾根とわかれて七ツ石小屋方面に下ります。この下りは結構急でした。七ツ石小屋もスルー、なだらかなところはジョグしようかとも思ったが、今回は山靴だし、万一足でも捻ると次週の駅伝に迷惑がかかる。押さえて普通に下った。水場のところで、少し休憩。あとは一気に降りた。
13時30分、無事駐車場に戻った。この季節は七ツ石小屋までは、距離が長い割に楽しみが少ない。トレランとかにするか、紅葉の季節などがいいのではないかと思った。
帰りに久々に奥多摩温泉、もえぎの湯に立ち寄る。750円。結構ぬるぬる感があり、いい温泉なのだが、いつも混んでいる気がする。この日も一時は洗い場が空くのを立って待っている人もいたし、露天も足を伸ばすのに気を使うくらい。もう少しゆっくり入れないと行く気がしないな。
できれば、雲取山荘に一泊して、ご来光でも見てゆっくりしたい山なのだが、日帰りでも十分楽しめた。(残念ながら、どうしても日曜日に時計イベント(世界のアンティークウォッチ市)に顔を出したかったため日帰りとした。)
次回は山中泊して石尾根を縦走するのも悪くないなぁ。。。
おしまい
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