展望と青い空、七ツ石経由の雲取山(9月10日山行記録(1))
先日も書いたが、元々は後山林道(お祭から三条の湯に行く林道)を行ける所まで車であがり、大洞山(飛龍山)から三ツ山、三条ダルミと越えて雲取山を目指すつもりだった。周回コースを取れる上に、なかなかハードそうなコースとして温めていたコースだ。
が、行ってみると後山林道が崩落のため通行止め(車だけ?)。駐車スペースが無い場合(前回登った95年には駐車している車がそこそこあった)として考えていたバックアッププラン、小袖乗越の登山口から七ツ石を経由して雲取を目指すコースに変更した。標高差は大きくなるが、登り返しがほとんど無いコースなので、むしろこちらの方が楽なコースだと思う。
登山口の路肩にも数台停められなくもない(帰り数台停まっていたが邪魔!)が、少し手前に駐車スペースがある。鴨沢の駐車場に停める人もいるらしい。いつものように前日移動で、車内で朝までお休みz z z
○9月10日(土) 晴れ
周りが動き出したので目が覚めた。いけない、5時をかなりすぎている。寝坊だ! 早々に準備をして予定の6時発には余裕で間に合った。5時50分駐車場出発。天気はばっちり。暑くなりそうだ。
登山口からいきなり山道になる。しばらくは舗装道(林道)を見下ろすようなかたちで並走する。緩やかで歩きやすい。意図的にゆっくり目で入る。しばらくは標識のようなものも、マーキングのテープなども全くない。しかし道を間違えるようなところも無い。すらっとした杉林の中をゆっくりと登るのは気持ちいい。1時間ほど登ると水場がある。少し登ったところから出ているので、少し行った広いスペースで休憩。ほとんど人もいなくて静かな山旅だ。
木漏れ日の中を行く
次第に広葉樹が増えてくる。楓など秋も紅葉が楽しめそうだ。木漏れ日の登山道はいい感じだし、見上げると緑のグラデーションが美しい。斜度が緩やかなのは楽でいいが、高度がなかなか上がらず、かったるさもある。7時15分堂所(ドウドコロ)という標識に到着。何があるわけではないので先に進む。徐々に傾斜は急になっていくが、急登というほどにはならない。
紅葉も楽しみ?
8時2分七ツ石小屋到着。小屋の奥の展望スペースに行って休憩。わぁ~、思わず声! 初めてすばらしい展望が広がっていた。南西から南側がよく見える。雲ひとつ無い富士山にまず感動。山々の重なりもいい。バナナを食べてエネルギー補給。
感動の富士山
小屋から少し登ると、2つ目の水場。ひと口飲んだが、やっぱり美味しい。この水場で分岐。迷わず雲取山方面の左の道に進む。結果オーライなのだが、この道は七ツ石山を迂回する巻き道だった。まぁ今日は往復コースだから、七ツ石山は帰りでもいいや。七ツ石山を巻くと少し平らなブナ坂(ブナダワ)の4差路にでる。通ってきた巻き道に雲取山への道、七ツ石山への道、そしてもうひとつ唐松谷経由で日原方面に行く道が分かれる。
ここからは登りのきついところも数ヶ所。石尾根にでると爽快な尾根歩きが楽しめる。陽が直接当たるところもあり、陽射しが暑い。林間の涼しさを改めて感じた。視界が開け、振り返ると富士山、左前には本当なら登る予定だった大洞山(飛龍山)。大洞山からの稜線はギザギザで、登り返しがきつそう。空が青い。快調に30分ほど行き広いヘリポートにでると、すぐ先が奥多摩小屋だった。見た目は???(ここならきまま仙人は雲取山荘に泊まりたいと思った。) そのままスルーして先へ進む。ここから小雲取までがなかなか急だ。細かなジグザグを切って高度を上げる。このあたりから人も増えてきた。泊まっていた人たちなのか、先に登り始めた人に追いついたのか。。。
小雲取を越えてしばらく行くといよいよ山頂が、というより山頂の避難小屋が見えてくる。あと少しということで一気に元気百倍。最後の急登を快調に登り、9時49分雲取山山頂到着。
山頂まであと少し
今日はここまで、後半に続く。。。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント