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2011年8月 6日 (土)

「コクリコ坂から」観てきました

今日は家にいると(エアコンンを付けてないので)ホント暑かった。所用で有楽町のビックカメラまで買い物に行った以外は、家での~んびり。。。のつもりだったが、あんまり暑いので、映画館に涼みがてら「コクリコ坂から」を観てきました。

なかなか良かったです。

普通に面白く楽しめました。設定は東京オリンピックの前年1963年の横浜。主人公は高校生なので、きまま仙人よりは10年ちょっと上の世代か。ジブリ映画ではあるが、ファンタジー要素が一切ないのも悪くない。

主人公の松崎海、風間俊がまっすぐ生きている感じが好感持てて気持ちいい。脇役も含め、登場人物たちの存在感もいい。親たちや徳丸理事長などが、まっすぐな高校生の気持ちを受け止める理解ある大人たちなのも共感できてうれしい。きまま仙人も年を取ったか、きれいにはまって涙してしまった。

あとカルチェラタン(文化部部室棟?)の内部は面白かった。リアリティがあるのかないのかは微妙だが、やっていることも学生も、汚さ?も魅力的。大掃除シーンなどはとても気にいった場面だ。

ちょっとと思うところも敢えてコメントしておこう。まず時間の枠の関係か、説明がちょっと足らない?わかりにくい点がある。たとえば主人公の海の愛称が「メル」である意味など。もう少し分かりやすくした方が週刊カルチェラタンの詩がもっと生きたと思う。その他下宿屋の同居人や母の仕事などについてももう少し丁寧に描いてくれてもよかったような。このあたり、HPの「企画のための覚書」を読むと、宮崎駿氏が作りたかったものが良くわかるが、、、

もうひとつ出生の秘密。正直ストーリーとしては陳腐な感じがする。まぁこれはいいか?

あとこれは生きた世代が違うせいだが、きまま仙人には描かれている時代に懐かしさや共感を特に覚えたというわけではない。日活映画というのも今ひとつよくわからない。それでも昭和という時代にみんなが上を向いて、まじめに生きていた、そんなよき映画になっていると思う。

見終わって、さわやかな気持ちいい前向きな気分になれる映画だったと思う。

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