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2011年7月 6日 (水)

時計コレクション (番外31) antiques maniax Vol.1

ここのところひと月くらいお休みしていたが、久々に本をひとつ紹介しよう。この本は2007年10月に成美堂から創刊された「antiques maniax (Vol.1)」。Vol1というからにはVol.2,3,,と続く計画だったのだろうが、今をもってVol.2が発売された形跡はない。惜しいなぁ。。。

B19_antiquesmaniax_01  

 

 

 

2007年10月にantiques maniax Vol.1なる雑誌が創刊された。当時、書店で見つけると早々に購入した。この手のアンティーク(ヴィンテージ)ウォッチを専門に扱う雑誌は、あるようでなかったので、きまま仙人的には大歓迎であった。が、この企画はどこに消えてしまったのだろう? おかげで?この本は幻の雑誌ということに。

ちなみに今回念のためにAmazonなどで調べてみたが、Vol.2が発売されていないばかりか、Vol.1の中古本に3,250円というびっくりの価格が付けられていた。正直定価の933円+税がいいところで、3,250円出して買う内容はないなぁ。

先にも書いたように、日本にアンティーク腕時計の雑誌がなかったということで、新創刊されたのだろう。古い腕時計、特にクロノ好きにとっては、大歓迎の内容だ。創刊号はPatekのCal.130やLonginsの30CH、Omega Cal.321、UniversalのCal.281など有名ヴィンテージ物をカタログ的に並べたような感じで、本当のマニアにはやや物足らないかな?っていう気もしたが、創刊号としてはまずまずだろう。写真が大きくてきれいなのは非常にいい。しかし、価値あるアンティークを掲載というのであれば、時計の保存状態が今いちのものがいくつかあるのが残念。たとえば、細かいところだがネジ山が汚いとか、腐食が目立つとか、、、、、

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   ロンジンの名機Cal.30CH   カラトラバ Ref.96

個人的には質のいいものを7割、残りの3割は廉価品でも痛んだものでも面白いもの(機構やストーリーなど)を取り上げていてもらいたいと思う。この創刊号は有名なムーブをずらっと並べたので、探せばもっと程度のいい時計はいくらでも見つかったと思うのだが。

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 ペラトン式自動巻  ムーブとケースデザイン  オメガの30mmキャリバ

ペラトン式の自動巻き機構の変遷を記した記事やオメガの30mmキャリバーの各タイプの説明などはいい内容だった。あとアンティークウォッチの基礎知識①~③も面白い。まぁ安くするための広告かもしれないが、終わりの方のShop Stocksのコーナーはいらないなぁ。

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  2レジスタクロノのキャリバー  自社開発キャリバー

いつ頃次号が予定されているのか書かれていなかったように思うが、とりあえず次号に期待したい。継続的に発刊されるような雑誌に育っていってくれるとうれしいと思っていたのだが、残念ながらそうはならなかったようだ。

そして、、、こういう雑誌がもうひとつ。いやこの話は次の機会にしよう。

惜しいなぁ。。。

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