« 初めてのGWの北アルプス登山、雪山入門の燕岳(5月3日山行記録(1)) | トップページ | もう夏? »

2011年5月20日 (金)

初めてのGWの北アルプス登山、雪山入門の燕岳(5月3日山行記録(2))

燕岳山行のパート2、燕山荘からの後半です。

白銀の大展望でした!

P01_la

P01_ra

             燕岳山頂からの大展望

前半はこちら

燕山荘前のベンチに座って、先にお弁当タイム! まずコーヒーを沸かす。今回インスタントではなく、ドリップ式のものを持参。香りがよくてうまい。山の上で本格コーヒーを飲むなんて久しぶりだ。(ドリップ式のコーヒーはゴミがインスタントより多く出るので、山には向かないと教えられたことがあるが、やっぱり美味しい。) 残っていたフルーツ(グレープフルーツ、オレンジ各1個)も食べる。稜線からは風が心配だったが、思ったほどは強くない。雨具の上を重ね着するだけで、休憩中もほぼ問題なかった。天気も快晴でない分、サングラスがなくても困るほどのことはなかった。

Img_5923

Img_5867 

 

 

 

    燕山荘     燕山荘からの燕岳

ここで驚きの発言が、、、IT君とOT君が山頂に行かないで待っているという。バテたからだ。IT君は言い出しそうなタイプだが、まさかOT君まで。OOさんがゆっくり行こうと説得。1時間ほど休憩して、11時58分、何とか4人揃って行くことに。燕岳へのルートはかなり雪が少ない。アイゼンを外すか迷ったが、他の登山者のアドバイスで付けていくことに(OOさんのみ外した。)。結果的には外した方が歩きやすかったと思う。雪の花崗岩の庭園を通り、12時29分、無事4人揃って燕岳登頂。燕岳の裏側に隠れていた剣岳もよく見えた。残念だったのは富士山が見えなかったことくらいか。山頂では何と柏餅を祝い食い?

Img_5879

Img_5883

 

 

 

 

   イルカ岩(後ろは槍ヶ岳)   燕岳山頂間近

Img_5894

 

 山頂から、剣・立山も

 

 

燕山荘まで戻ってくると、再びコーヒータイム。懐かしいココナッツサブレで一服。いやはや休憩の優雅な山行だった。

ここで燕山荘でのエピソードをひとつ。風が余りなかったので油断したのか、あるカップルのテントが風で飛ばされて下に落ちてしまった。上から見えてはいなかったが、普通に考えると危険なので取りにはいけないと思われる場所。まぁ燕山荘があるので、小屋に泊まればいいので、心配はしなかったが命取りになりかねないミスだ。が、この2人小屋の人に相談したよう(チェックインに行ったときに話したのかも知れない。)で、小屋の人がアイゼンも付けず、小屋横の夏道の辺りから下って、空のテントを担ぎあげてきた。もう周囲からは大拍手! まさにヒーローでした。前例があったのか、自信があったから取りに行ったのだろうが、何かあれば一大事。考えさせられる事件でした。

Img_5866a

 

 燕山荘前からの槍ヶ岳

 

 

大展望に別れを告げ、13時47分下山開始。OOさんはアイゼン無しでそのまま下山。雪景色を見下ろしながら下るのはいい。燕山荘付近はすれ違いにくい場所が多く、登りの人に道を譲って待つ時間が多い。雪の多いところは、踵に体重をかけてガシガシ下る。楽しい。食料や水がかなり減ってきているため、荷物が軽いことは気分も軽くしてくれる。14時24分、合戦小屋着。ツアーの団体さんがこれから登ろうとしていた。ちょっと遅い気もするが、まぁ4時頃には着くだろうからツアーだしいいのかな。トイレだけ立ち寄りそうそうに出発。

Img_5865

 

 有明山(左)を見下ろしながら下山

 

 

何か雪が舞っているぞ? 木々から落ちてきているのかな? と思いきや、何と雪が降り始めた。粉雪のような細かい雪が。別に寒くも冷たくもないが、5月に雪とは少々驚き。ここから樹林帯に入ると、きまま仙人もさすがに足に疲れが出てきた。多くの登山者がアイゼンで歩いたために、雪はぐちゃぐちゃ。6本爪のアイゼンでは止まらず、流れてしまうことも。今回の山行で思ったが、10本爪くらいのアイゼンとピッケルは欲しいなぁ。あと、秋冬着れるゴアのジャケット?

それでも4人ともいいペースで下った。まずまず快調に第三ベンチを通過。少しずつ雪のないところが現れ始める。第二ベンチで小休止を取りアイゼンを外す。このあたりが微妙だが、アイゼンを外した方が土のところは歩きやすいが、雪のところは滑りやすい。足に来ているのか、前を歩いているOT君が何度か転んで尻餅をつく。きまま仙人も他人事ではなく、転ばないように慎重にくだった。徐々に中房温泉の赤い屋根が近づいてくる。あともう少し、、、

16時を少しまわった03分、中房温泉の登山口通過。16時12分、スタートした第一駐車場に戻った。ほっ。いや~、最近の山行で16時以降まで歩いていたなんていうのは記憶にない。しかも歩き始めたのは5時台だし。本当に長い1日だった。(このあときまま仙人は車で帰京したため、本当に長い1日になった。。。)

車で有明荘まで移動して温泉に入る(600円)。有明荘は初めてだったが、ちょっとぬるぬるした感じのお湯は温泉らしくて最高。中房温泉の日帰り湯の「湯原の湯」もいいが、有明荘もなかなかいいと思いました。たしか湯原の湯は700円だったと記憶しているし、有明荘の露天風呂も広くて気持ちいいですよ。

その後、OOさん宅で奥様の美味しい手料理をご馳走(運転のためビールは飲めずT_T;)になったあと、渋滞を突き抜けて帰京しました。。。

おしまい。

|

« 初めてのGWの北アルプス登山、雪山入門の燕岳(5月3日山行記録(1)) | トップページ | もう夏? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 初めてのGWの北アルプス登山、雪山入門の燕岳(5月3日山行記録(2)):

« 初めてのGWの北アルプス登山、雪山入門の燕岳(5月3日山行記録(1)) | トップページ | もう夏? »