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2011年5月 5日 (木)

パラミタミュージアム

今日は疲労を抜くためもあり、朝軽くジョグ。流したつもりだったが、涼しかったせいか思ったよりいいペースで走れた。明後日の土曜日、久々に友人たちが家に遊びに来てくれるので、その後は、食材の買い出し&一部仕込み。結局、何かバタバタした一日になってしまった。

さて先月29日、御在所岳から下山し、汗を流した湯の山温泉の旅館に割引券が置いてあったので、時間もあるし、面白そうだったのでパラミタミュージアムに立ち寄ってみた。少しそのことについて触れておきたい。

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 美術館入口

 

 

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パラミタミュージアムは湯の山温泉の近く、三重県菰野にある。2003年に開館した美術館らしい。作家としては池田満寿夫と特別展のジュディ・オング以外はほとんどなじみのない作家のものがほとんどだった。が、アートのある庭の散策を始め、いろんな面白いものがあって楽しめた。印象的だったものを紹介したい。

まず見に行って良かったと思ったのは特別展の「ジュディ・オング□(にんべんに青)玉 木版画の世界展」 そう歌手(あるいは女優)として有名なジュディ・オングだ。単に池田満寿夫とエーゲ海つながりかな?と思っていたが、びっくりするほどすばらしかった。

知らなかったが、25歳の時から版画も製作していたらしい。日本家屋をテーマにしたものが多く(もうひとつ多いのは花)、木や瓦、石などの細かな感じを黒を基調として表現していて(黒淡色の作品もある)、赤、緑、黄、白あたりの色を加えている。紅葉や傘、緋色の敷物などの赤の鮮やかさと、対比する植物の補色の緑の使い方が非常にいい。その緑に黄色が効果的にグラデーションをかけるように置かれている。きまま仙人は花よりも日本家屋をテーマにした作品の方が、圧倒的にいいと思った。

もうひとつ水面やガラス、テーブルなどの反射の描写が版画と思えないほど繊細でいい。すだれやガラス越しの感じも。筆で描いた絵なら分かるが、版画で表現しているところが驚きだった。近年はしないが、きまま仙人も年賀状は干支の木版を作っていたこともある。木版の表現とは思えなかった。

製作中のビデオなども面白かった。仕事がら手にけがをするわけにはいかないということで、革製のしっかりした手袋をして製作している。きまま仙人もリタイアでもして時間に余裕ができたら、ちょっとやってみたいななんて思ってしまった。

次は常設展の池田満寿夫の「般若心経シリーズ」。 心経碑、心経碗、心経陶板、佛塔、地蔵、曼荼羅、書など。どちらかというと版画ではなく陶芸。タイトル通り般若心経の一部がスタンプのような版画的な感じで書かれているものが多い。それに不思議なシンプルな顔が付いていたりする。

池田満寿夫の版画のように一つひとつ見るとよくわからないものが多い。ひらめきだけでささっと作ったようなシンプルさ。が、何となく魅かれる面白さがあるものが多いのと、すごく多くの点数が展示されていて、数が訴えてくる力というか、作る空気感というものがある展示だった。般若心経、あるいは仏教がもつ神秘さや奥深さが重なっているからかもしれない。

もうひとつ企画展として「江里康慧・江里佐代子展 仏像と截金」。 截金(きりかね)とは金箔を細かく切って、仏像や飾筥(箱)に仏衣や装飾模様として貼り付けていく伝統工芸のようで、江里佐代子さん(人間国宝)が現代工芸としてよみがえらせたと書かれてあった。仏師康慧の仏像はともかく、截金という工芸技術・作品に感動だった。普段見慣れないものだけに興味深かった。

その他にも面白いものはあったが、作者の名前すら覚えていないので、残念だが割愛させていただく。わざわざ行くにはどうかな?という場所だが、近くに立ち寄る機会があるのなら、ぜひ訪れる事を勧めたい美術館だった。

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