東京マラソン2011完走記(2)
第5回東京マラソン2011完走記のその2
○はじめの5キロ、様子見?
スタートラインを超えても超スローペース。みんな都知事らやTVカメラに手を振ったり、沿道の人とハイタッチしたりしながら。少しだけ早く行けよ!なんていう気もしたが、きまま仙人もここは手を振って、自分もお祭りを楽しみながらスタート。ビニールの雨具はJRの高架をくぐる前には歩道に投げ捨てる。
徐々に走れるようになってきた。順調な滑りだし? が、初めの1キロまで7に分以上かかってしまった。(操作ミスのため正式なタイムは後で確認。) 少しまずいなぁとは思ったものの、初めは焦らず焦らず、、、と自分に言い聞かせながら、スペースを探して、ペースを徐々にあげる。GPSのラップは結構いい感じ。実際は1-2キロのラップは4分40秒、それ以降は4分23秒。目標のペースが4分28秒前後なので、ペースとしては十分。今回心配のひとつは”入り”だっただけに、まずまず順調に入れてほっとする。
2回目、しかも前回はジョグと歩きで2日に分けて下見している。ある程度、コースがわかっていると、意外と周りの景色を見ない。むしろ一緒に走っているランナー、特に被り物のランナーに興味津々。被り物を被っていても早い人は多いんですよね。このあたりまでで気になった人は、ウィスキー(多分ニッカ)のボトルの被り物(顔もペインティング)の人かな。やはり動物系やミッキー、プーさんなどのキャラクター系は多い。参考によさそうなものをさがしたが、ある程度走りやすそうで、かっこいい・面白い、って言うのはなかなかない。
防衛省を過ぎると市ヶ谷。応援団が初めに応援予定の場所だ。今回は何と幟を用意してくれているばず。聞いたときは気恥ずかしいし、大げさな、と思ったが、これはいい。ランナーから応援者が探せるので、応援ポイント手前から元気が出てくる。市ヶ谷はまだ人も多いし、左右どちら側にいるかは聞いていなかったので、道路の中央あたりを走りながら両側を見る。。。いないなぁ??? でもこうやって探しながら走るのは、気がまぎれていい。結局そのまま飯田橋手前の5キロ地点に。あ~あっ、見つけられなかった。がっくし。(後で聞いたが、市ヶ谷はまだ人が多いのでパスしたとのこと。)
気温が上がることを予想して、序盤から少しずつ水分補給。今回は紙コップの口を潰して走りながら飲むという練習はしなかったが、久しぶりにやると、うまく飲めない。それでも止まったりせずに水分チャージ。
25分丁度くらいで5キロを通過。前回より少し早いはず。よしっ! スタートロスは想定内でクリアだ。
○飯田橋~品川~銀座、流れのまま押さえ気味
飯田橋で右折し目白通りに方向を変える。このあたりから陽射しが少し気になる。焼けるかも。風はほぼ無風。ビル影を走れるところは意識的に影を走る。Tシャツ1枚にしてよかった。ゼッケンを背中につけている人を見ると、みんなAブロックスタートの人だ。どう見ても3時間前後で走るつもりではないような人も多い。きまま仙人はどちらかというとどんどん追い抜いていく感じ。これはこれで悪い気はしない。
東京の道路は比較的走りやすい。もちろん凸凹がないわけではないが、走りにくいところはほとんどない。このあたりも東京マラソンのいいところではないだろうか? 沿道からの暖かい声援もまだ余裕で聞ける。エイドステーションで水やアミノバリューを配っている大勢の女の子に、がんばってください!とか声を掛けられるとがんばらずにはいられない。(いや、もう完全なおじさん!) このあたりがトレーニングではきついペースでもレースだと走り続けられる理由のひとつだろう。
竹橋の手前で名前の書いたゼッケンを付けている人を発見! 君原健二さんだ。きまま仙人の世代なら知っているメキシコ五輪の銀メダリストだ。あとで調べると69歳。10キロの部のゲストランナーだろう。ご高齢なので、颯爽とは言いがたいが、それでもしっかりと走られていた。どう声を掛けていいものか迷っているうちに追い越してしまった。
竹橋のところから皇居にでる。ここから銀座までは、東京マラソンで一番景色のいいところかもしれない。皇居のお堀があり、ビルに挟まれていないので、圧迫感もない。前回悪天候で見えなかった東京タワーも見えた。オールスポーツのカメラマンを見つけては、Vサインでポーズを取って走る。ちゃんと撮ってくれたかなぁ? 祝田橋のところで、予定通りひとつ目のパワージェルでエネルギー補給。そういえば、5キロのところで取る予定だったデキタブ(ブドウ糖の錠剤)忘れてた。
祝田橋を左折し日比谷で右折すると10キロの人たちと別れる。前回と同じようにフルマラソンのランナーだけになったあたりで、応援団がいるはずだ。前回いた辺りを探すと、、、あった幟だ! Tかいる。Sはカメラを向けてくれている。こちらも名前を呼んで手を振る。残念ながら2人しか確認できなかった。女性陣をさがしたのに。。。でも元気をいっぱいもらいました。幟は探しやすくていい。
御成門のあたりで選考会のエリートランナーのトップ集団とすれ違う。顔の確認できる選手はいなかったが、飛ぶようなスピードで駆け抜けていった。まぁこちらも逆向きに走っているので、余計に速く感じるはずだが。
ペースはあまり意識せず流れのまま走る。遅すぎるということはなく、むしろGPSでキロ4分20秒より速くなると押さえたくらい。ここが敗因?のひとつだったかもしれない。28日のブログに書いたように、GPSの測定距離はキロ当たり平均18mくらい長くなっていた。つまりペース表示も、実際より少し速く表示されていたのだ。結果10キロから20キロの間は前回のペースをかなり(43秒)下回っている。
いい条件のまま、まずまず順調に進み、15キロを通過し、品川を折り返す。手の甲に前回の5キロ当たりの通過タイムを書いておいたのだが、汗で濡れて手袋ですれたせいか、このあたりで既に判読不能。何のために書いたのかT_T;
そのため、時間をみただけでは速いのか遅いのか判断しずらかった。こういうマラソンでは、スタートロスとかがあるので、時間で判断するのが計算を要することがある。侮ったのはGPSのペースを信じすぎたことだ。
走りながら、前回はここでどうだったとか、こういう建物あったあったとか、思い出しながら走るのも楽しい。三田のあたりで応援団の2度目の声援をうける。Hさんと女性陣のHさんの顔も確認できた。まだまだ余裕で手を振って走り抜ける。
国道15号線を日比谷まで戻る。対向車線の品川方面に向かうランナーは、道幅あふれんばかり。おそらく4時間前後くらいのランナーと思われるが、まだまだ人が多くて走りにくそう。途中新橋あたりで20キロ。有楽町で中間点、1時間37分ほど。倍すると3時間14分。感覚より若干遅い(GPSのペースを信じていたせい)。スタートロス(初めの1キロの遅かった分も含めて)があるが、イーブンペースで行くと3時間10分ぎりぎりアウトか? でも十分チャンスのあるところにいるし、まだまだ余裕はある。ここから少し記録にチャレンジするか! 2つ目のパワージェルでエネルギーを補修して、無理しない程度に少しペースをアップした。
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