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2011年3月14日 (月)

東京マラソン2011完走記(1)

地震で日本中が大変な時に、マラソンの完走記なんてどうかとも思いますが、出張中も時間を見つけて書いたので、とりあえずアップします。

第5回東京マラソン2011の完走記を書いてみました。山行記録に比べると、自分で読み返してもイマイチ、なんですが、とにかくアップしてみます。

○想定外の当選!

そもそもこのブログを立ち上げたのは、2007年に第1回東京マラソンに参加した感動を伝えたいと思ったからだった。(といいながら結局2007年の完走記は作ったもののタイミングを逸してアップせず。) 今回は2度目の参加ということで、新たに感じた部分、一度目ほどは感激しなかった部分両方あるが、ぜひ今回の感想も書き記しておきたい。

今回で5回目を迎える東京マラソン。走り終えて、改めていい大会に進化していると感じた。天気も予報以上に快晴微風、むしろ後半は(タイムを狙うには)暑いくらいのすばらしい条件だった。記録そのものは満足半分、悔いが半分。満足なのは4年前の記録を更新できたこと。この年になっても成長を証明できた。悔いが残るのは、最後の40キロ以降失速し、ネットタイムでも3時間10分を数秒切れなかったことだ。

さて、今回当選の通知メールが届いたのが昨年10月12日。レース当日まで138日という日である。まさかあの倍率では当たらないだろうと思っていたきまま仙人は、喜んだと同時に「これは大変なことになった!」と。それこそ被り物でもして楽しんでお気楽に走るか、タイムを狙うのか迷った。が、4年前のタイムが途中までの雨にもかかわらず、3時間12分台(グロス)。ちゃんとトレーニングすれば、もう一度サブスリーで走れるかも? 仮に無理でもどこまで近づけるか試してみたい、と思ってトレーニングをはじめた。(きまま仙人は1988年の佐倉マラソンで2時間58分台(当時の計測はグロスのみ)で走った経歴がある。もう20年以上前の20代ことだ。)

ただ社会人、心臓に不安あり?、50代になったきまま仙人にとって、時間を作ってケガなくトレーニングを積むことだけでも簡単ではなく、年末の時点の状況でサブスリー何ておこがましいという現実を直視、目標を3時間10分切りに変更。その後距離に関してはまずまず自信がついてきたものの、一向にスピードがあがらず、直前まで目標タイム/ペース設定に迷う。結果、応援団には一応設定タイムは3時間20分、目標タイム4年前の更新(3時間12分台前半)、あわよくばとして、3時間10分切りと連絡。

突っ込んでばてるのが怖いので、ハーフまではできるだけ4年前のタイムに遅れない程度に余力を残して走り、後半余裕があればタイムを狙うこととした。3時間10分切りを目指すのであれば、前半設定タイムが3時間20分は遅すぎる。今思うとこれは保険のようなもので、きまま仙人自身は(タイムを狙うのであれば)3時間20分を目指す気などサラサラなかった気がする。トレーニングは4年前よりできたと思うし、やるべき最低限はやったつもりだったが、自信よりも不安の方が大きかった。
(トレーニングについては別途参考になるような形でアップ予定、トレーニング記録はHPにアップ)

ちなみにタイムを目指しに行くつもりだったので、今回は受け狙いもカメラも携帯もなし。

○いよいよスタート

朝5時少し前に起床。比較的目覚めは良かった。前の夜、早めにベッドに入ったものの、なかなか寝付けなかったが、4時間くらいはぐっすり寝られたと思う。まだ窓の外は暗いが、天気は予報通りよさそう。まず水分補給とゆっくり噛んで、おにぎりを2つ腹に入れる。あとスーパーヴァーム(BAAM)パウダーをひとつ。さっとシャワーを浴びて着替える。ネットで天気予報を見て、気温が上がることを確認。長袖Tシャツ、半袖Tシャツ重ね着の予定だったが、半袖Tシャツ(adidasの青系のまだら)1枚にアームウォーマーに変更。応援団に服装を連絡してあるので、一番上は変えられない。(個人的には長袖1枚の方が好きなのだが、、、) 下はCW-Xのロングタイツ、4年前と同じものだ。あと帽子もCW-X。

トイレで大を出す。昨夜の夕食も多めにカーボローディングしたのに、思うようにたくさんは出てくれない。それでも4年前ほど苦労せずに用を足せた。(ここでたくさん出ると体が軽くなった気になるんですよね。) その後時間的には余裕があったので、コーヒーを入れて、蓬饅頭をひとつ。ミニワッフルのようなものに蜂蜜をかけて2つ。 食い過ぎ?かなと思って、太田胃酸も。

6時半自宅を出る。快晴、まったく寒くない。よっしゃ~って感じ。地下鉄の中で応援団にメールとブログアップ。移動中もゼリータイプの食品で少しずつエネルギー蓄積。7時半前には都庁に到着。まず入念にストレッチ。きまま仙人は、マラソンの大会ではアップはしない。開会式の間に身体は冷えてしまうし、どうせ初めのうちは人が多くて走れないからだ。初めの1キロがアップかな。ひょっとしたらもう少し(大を)出せるかな?という感じがあったので、トイレに並ぶ。が、これが失敗。並んだところが悪く、時間がかかった上に、紙で詰まっていて、出せる感じではなかった。それでもがんばってみたが、結局無駄だった。

トイレから出ると既に8時を少し回っている。急いで荷物を預け、スタート地点に。まぁ2度目なので戸惑うこともなく、スムーズに。それでも人が多く、移動に時間がかかり8時20分過ぎくらいにはなっていた。まず、GPSの電源を入れなおして、衛星捕獲。が、高層ビルの谷間のせいか、天気がいいにもかかわらずなかなか捕獲できない。けっこう焦った。前回は雨のせいもあり、捕獲できないまま走ったが、今回は何とか捕獲できた。

今日は暖かいとはいえ、レースウェアで1時間弱いることは寒い。ランニング用のビニールの使い捨て雨具を使った。100円均一の雨具も用意していたが、少しだけとはいえ走りにくいし、捨てにくいのでランニング用のものにした。たしか250円くらい(EXPOでは400円)。 手袋は悩んだが、100均で売っている指先のないタイプのものを使った。寒くなさそうだったので、指が出ていた方が感覚がいいこと、パワージェルを開けやすいことと、給水のときに濡れる心配が少ないこと、途中で捨てていっても惜しくないことが理由だ。まわりを見ると、EXPOでもらったアミノバリューのオレンジの手袋をしている人も多い。捨てていけるという意味では、あれも良かったかもしれない。

きまま仙人のスタート位置はBブロック。顔こそわからないが、石原都知事の姿が見えるあたりだ。寒くないので開会式も余裕を持って楽しめた。前回は雨の中震えながら、何人かのえらいさんの挨拶を聞いた記憶があるが、今回は都知事だけだった。すばらしい進歩だ。驚いたのは司会の方の声で、初めて東京マラソンに参加する人がまず拍手、続いて2回目の人(仙人も)が拍手。3回目、えっ4回目、ええっ5回目! まわりでも何人かいた。この倍率で選考会参加選手でもなく、5回すべて抽選に当たるとは、、、コネでもあるのか?嘘なのか? 信じ難かった。。。その他は君が代斉唱や、招待選手の紹介。意外にリラックスしていられた。スタート直前、上着を歩道に投げ捨てる人が数名。知り合いに拾ってもらったのか、捨てたのかは不明?

車椅子の部のスタートのあと、予定通り9時10分スタート! 号砲と共に紙ふぶきが舞う。やはりこの瞬間は盛り上がる。たまりませんわ~って感じ。きまま仙人も両手を高く挙げてバンザイをしながら走り出す、いやいや歩き出す。予想通りなかなか前に進まない。前回よりも15秒遅い、1分30秒ほどでスタートラインを超える。ここで失敗その1。GPSの操作を忘れた上、しばらくして気がついて操作ミス。LAPボタンではなくSTOPボタンを押してしまう。少ししてさすがに気づいたが、これでスタートロスの時間がよくわからなくなってしまった。これが最後の大チョンボに繋がる。

その2に続く

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