時計コレクション (番外27) オメガ スピードマスター マスターブック
この本はグリーンアロー出版社から1999年10月発売されたその名の通り、オメガ スピードマスターの歴史やNASAとの逸話、歴代モデルがまとめられた本だ。きまま仙人が裏スケのスピードマスター(以降スピマス)を入手したころにスピマスの資料が欲しくて一番手頃なものを買った。
まずは目次を記しておきたい。
第1章 レジェンド オブ スピードマスター
第2章 ヒストリー オブ スピードマスター
第3章 スピードマスターのかたち
第4章 スピードマスターQ&A
第5章 スピードマスター クロニクル
内容的には、マニアには物足らないだろうが、初めの知識を得るには、まずまずまとまっているのではないかと思う。オメガ、特にスピマスはファンも多いので、今ではウェブで調べれば大概のことはわかるが、入りの本としては悪くない。一方、過度に期待する内容でもない。
きまま仙人は5章クロニクルの1stから当時の最新機種のアポロ11号30周年モデルまで、写真付きでまとめてある部分が気に入った。何かのときに調べやすい。1章で限定モデルやNASAのアポロ計画で採用されたスピマス最大のストーリーが書かれている。まぁやっぱりここがメイン。当時最新モデルだったX-33(ハイブリッドモデル、今はマイナー?)に結構ページを割いている点が時代を感じる。また音叉式やクォーツ式なんていうのも紹介されている。
NASAがスピマスを初めて買った店と採用された3rdモデル
サーナン飛行士が使用したモデル Cal.321
もちろんCal.321についても書かれているが、ムーブメント好きのきまま仙人にとっては、少し物足らない。Cal.861(863)については、5章くらいにしか触れられていないのも残念。ムーブはオメガ製というよりはレマニア製だからだろうか?
5章 歴代モデルの一覧
X-33 音叉&クォーツモデル
まぁ全体的に写真が多いので、資料としてはいいと思います。
| 固定リンク
コメント