憤り！

民主党代表選は菅首相の勝利で終わった。ブログでは触れないでおこうかと思っていたが、あまりに呆れるような報道が多くされているので、少しだけコメントしたい。

このタイミングで代表選か？という気はあったものの、結果として菅首相が再選されたことは、個人的にはほっとした。理由は報道されている世論と同じように、小沢さんにはなってほしくないという消極的なものだ。はっきり言って菅さんは経済がわかっているようには思えない。（小沢さんがわかっているのか？というのも？？だが。）　ちなみに選挙中は、（参院選時の恩があるのはわかるが、）谷亮子をはじめ小沢ガールズと呼ばれる人たちが小沢氏の指示を訴えるのには見ていて辟易していた。

しかし選挙はまだいい。それ以上にその後のごたごたは何なのだろう？　挙党一致はおろか、３月には予算で菅内閣が行きづまるだろうから数ヶ月は死んだふりとか、菅には絶対協力しないとかいう小沢派の幹部のコメントといわれる報道には、本当に呆れてしまう。事実だとすれば民主党は早く解散してもらったほうがいい。円高に対しては、やっと介入が入ったが、経済や国際問題、子育ての問題など一刻を争う課題は多い。今こそ薩長同盟ではないが、野党も含め迅速適確な対応が求められるときなのに。

すべてに詳しくリーダーシップもあるような人がいるはずはない。人事にはそれぞれの分野の適任者を任命してもらいたいものだ。幹事長を岡田さんというのは期待したい。

参院選で民主党が大敗したのは、菅さんの消費税発言が直接の原因ではない。民主党が国民の期待する結果を出せていないからだ。内輪もめばかりしていないで、日本のためになる政治をやってもらいたい。

もうひとつ、まずは直面する課題への取り組みは重要だが、民主党としてのビジョンが伝わってこない。誰かの言った「友愛」などという漠然としたものだけでなく、この国をどういう国にしていくのか具体的なビジョンを示して欲しい。

あ～あっ。。。

ちなみにマスコミの報道もいいかげん脱小沢、親小沢という言い方を控えるべきだろう。マスコミの影響、責任は大きいことをしっかり認識してもらいたい。