大人の科学付録 二挺天符式和時計
これは、大人の科学マガジンVol.28(二挺天符式和時計)で、価格は2940円。動力は錘ではなくゼンマイなのと、基本的にプラスチック製(本当の和時計なら真鍮製?)なことを除けば、ほぼ完全な再現といってもいいのではないでしょうか?
組み立ては、ゆっくりやって1時間強くらいだったかと思います(計ったわけではないのでちょっと不正確)。ただ、パーツの確認や各歯車の軸をホゾに入れたりは、時計の構造を知っている、あるいは時計の分解・組立をかじったことのあるきまま仙人は有利だったと思います。時計の構造をよく知らない方は、もう少しかかるかも知れません。組立ての説明書もきまま仙人には十分わかりやすいものでした。難しいところというと、2つの棒天符を糸で吊るところと、それらのガンキとのあたりの調整くらいでしょうか。
まだ錘位置の調整などはまったくやっていませんが、組立て後問題なくコチコチと動いてくれています。(既に1日以上止まっていません!) 昼用・夜用天符の切り替えもスムーズ。一回で調整OKでした。棒天符と冠型脱進機自体は一般的ですが、2つの天符の切り替え機構は感動的(そんな大げさな!)でした。詳細は別途報告します。(きまま仙人も図解では理解しましたが、実際に切り替わるのは一瞬なので、もう少しちゃんと見てみたいと思っています。)
両面のガンギに三の輪
大人の科学マガジンには、(仙人は所有していないが)Vol.8に棒テンプ式機械時計(錘式掛時計)がある。詳細まで確認したわけではないが、同様の脱進機構で、この手のもの(キットや製品)は木製などでスイスでも幾つか見かけたこともある。機械式時計の仕組みを知るにはいいのだが、特に驚くようなところはなかった。(だから購入もしなかった。) 今回の付録二挺天符式和時計は、正直驚き、いやささやかな感動があった。今まで実際の和時計や復刻品を除いて、こんなものは見たことがない。それが比較的安価で販売されるとはうれしい限りだ。
よくできているので、もうひとつ買って改造しようかな。
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