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2010年8月19日 (木)

山頂直下の湿原は楽園、花と展望の夕張岳(8月2日山行記録(1))

山頂直下の湿原は楽園、花と展望の夕張岳(8月2日山行記録)

あえて今回の北海道山行のテーマを挙げると、「花とリベンジ」。初日のアポイ岳もこの夕張岳もいうまでもなく花の名山である。きまま仙人は5年前の2005年、夕張岳を登ろうと登山口に向かった。が、、、台風の影響だったか土砂崩れで林道が通行止めになっていた(明らかな事前情報収集のミス!)。登山口にさえ立つことができず、やむなく撤退! 今回は5年ぶりの思いを遂げる(そんな大げさな!)山行となった。

ルートとコースタイムは以下の通り。

登山口駐車場5:07-夕張ヒュッテ分岐5:20-冷水の沢6:19-前岳の沢6:36-馬の背分岐6:40-望岳台7:18-憩沢7:45-ガマ岩8:13-9:08夕張岳9:45-ガマ岩10:36-憩沢10:59-望岳台11:16-分岐11:41-12:33夕張ヒュッテ12:42-12:53登山口駐車場

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 登山道は間違い?

 

 

 

まず地図を見ていただきたい。登山道の破線とGPSデータの赤い線はまったく異なっている。GPSデータの誤差とか、違うルートを登ったとは考えにくいし、きまま仙人の登った感覚と赤い線は合っている。ネットで調べる(2002年8月山行データなど)と、どうも地図の冷水コースの登山道の位置が大きく間違っているらしい。間違えるようなルートではないが、地図を見てルートの判断をする場合は注意された方がいいだろう。

夕張岳登山口はシュウパロ湖を北に少し行ったあたりから、林道を約14キロ入ったところにある。前夜のうちに移動して車中泊。夜間悪路のところもあり、慎重に車を走らせる。駐車場にはすでに車が2台停まっていた。遠い方の駐車場にトイレもあるようだった。
空には満天の星。明日は期待できそう!

○8月2日(月)晴れ時々曇り

朝、隣の車の物音で目覚める。予想に反し何となくどんよりした空。それでも期待は高まる。予定より早かったが、隣の車のシニアの方(単独男性)に10分ほど遅れて、5時7分きまま仙人も出発。

登山届けを出し、車のゲートを越えて林道を10分ちょっと行くと冷水コースの登山口(夕張ヒュッテ分岐)だ。登りは冷水コースを使う人が多いので、仙人もそうした。ここから山道に入る。しばらくはなだらかで、朝のウォーミングアップにちょうどいい。敢えてペースを押さえながらゆっくり歩く。道端にはエゾアジサイやエゾゴマナなどが咲いている。徐々に高度を上げていくと、登山道に水の流れが、、、予想はしていたが昨日(or 先週?)の雨の影響だと思う。水や泥地を避けながら登る。道はわかりやすく迷いそうなところは特に無い。

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  登山口のゲート   エゾアジサイ

昨日に比べると朝も早く標高も高いせいか、非常に爽やかだ。それでも汗はびっしょり。登るにつれ斜度もきつくなり水量も多くなっていく。登山道を流れる水量が増し、完全に川化しているところが多くなる。かなり歩きにくい。途中からは諦めたというか多少濡れることを気にしなくなる。コバノイチヤクソウやコガネギク、カラマツソウなどがうれしい。そのうちチリンチリンとクマ鈴が、どうやら先に出た人に追いついてきたようだ。分岐から1時間ほどで、思ったより早く6時19分冷水の沢に到着。前の登山者も休憩中。挨拶をしたら、愛想の無い返事でそそくさと先に歩いていってしまった。たまたまそういうタイミングだったのかもしれないが、少し感じ悪い。仙人も水分補給しただけで、先に向かう。

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 登山道は川のように、、、

 

 

このあたりまで登ると、登山道に水が流れている状態は脱し、ずいぶん歩きやすくなる。また気分的にも安心感が出てくる。前の登山者がまた休憩中、ひと声かけて抜いてしまう。確実に高度を上げていき、前岳の沢を越えて少し行くと6時40分馬の背の分岐に出た。えっ?もう?という感じだった。GPS(Garmin Forerunner310XT)の標高データはガイドブックに書かれた標高より100m以上低い。この時点では???という感じだったが、GPSデータをカシミールにアップロードしてみて納得。初めに書いたようにこのあたりは、地図やガイドブックの登山道は間違っている。

このあたりからは木々の間から滝ノ沢岳などが見えるようになってきて、展望の期待が高まる。30分少々登ると望岳台というビュースポットに出る。爽やかな風が心地いい。滝ノ沢岳を正面に見るだけでなく、北側遠く芦別岳が確認できた。空も青くなってきて、いい感じだ。南面上を見上げると前岳の岩壁が迫る。望岳台からは登山道も比較的緩やかになり、植生も変わってくる。ミソガワソウ、??アザミ、ヨツバヒヨドリ、ミヤマシシウド、名前のわからない花もあった。明るい日差しも出てきた。空が青い。一気に元気が出てきた。

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  コバノイチヤクソウ   ヨツバヒヨドリ

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 望岳台からは芦別岳が望めた

 

 

山頂部の楽園はもう少し。

今日はここまで。続く。。。

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