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2010年8月21日 (土)

三越&東武ワールドウォッチフェアー

日本橋三越と池袋東武のワールドウォッチフェアーに行ってきた。

先月伊勢丹のフェアーにも顔をだしたし、明日から出張で余裕もないので、もうやめようかとも思ったが、三越は毎年行っているし、思わぬいい企画があったりもするので、さくっと回ってきた。

ん~まずいい時計、面白い時計はあるにはあったのだが、今ひとつこれを紹介したいというニューモデルはなかったなぁ。まぁ先月の伊勢丹でいくつか紹介したので、当たり前かもしれないが。

まず見れてよかったのは、パテックの新自社クロノムーブ(手巻)。メンズの新作はさすがになかったが、レディースのサンプルは見ることができた。もちろん各パーツの作りもいいし、非常にきれいだ。が、思っていた以上にシンプルに仕上げられている。ランゲのダトグラフのような華やかさはない。このあたりは好みの分かれるところか? サンプルなのでクロノを操作することはできなかったのは残念。

次にブレゲのトラディション。ピンクゴールドのケースにグレイのムーブのものが、新作として展示されていたが、これは渋くてなかなかいい感じだった。照明の反射が気になるが、写真を見てください。

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 渋くていい感じ

 

 

次にAPのミレネリーの新作。薄型軽量ムーブをカーボンケースに入れたクロノグラフ。ちょっとびっくりするくらい軽かった。リューズは3時位置のままプッシュボタンが10時2時と変わった配置になっているところも面白い。パーツもほとんどアルミかセラミクスで軽量化したようだ。しかし、値段も(たしか)2千万円を越えていたし、まったく購買対象にはならない。(個人的にはダトグラフやパテックの手巻クロノの方がはるかに興味あり。)

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 驚くほど軽い

 

 

企画に関していくつか紹介しておくと、まず東武のセイコーのブースで、時計士の平賀聡氏による9Sムーブメントの組み立て実演。10振動のハイビートのムーブ。間近で見せてもらった。構造的には三針で特にどうということはないが、ムーブメント内部をじっくり見せてもらえるのはいい。しいて言うと、はじめに分解作業中に進行の方が輪列の説明などをするのが、かったるかった。面白かったのは、ハイビートを実現するための改良点として強いヒゲゼンマイを採用しているのだが、その説明実験。従来のもの、今回のものをそれぞれ4cm伸ばして戻した後の形状。写真の左(従来品)はお椀型に伸びてしまっているが、右(今回のもの)は元の形にちゃんと戻っている。

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あとはヴァシュロンブースでスイスからコマーシャル ダイレクターのジュリアン・トルナーレ氏が挨拶としてプレゼン(東武)。ヴァシュロンの歴史とかで、まぁちょっと退屈だったかな。もうひとつセイコーはGSが今年で50周年、昨年(12月だったから実質今年)が世界初のクォーツ腕時計アストロンの40周年ということで、「ASTRON40」と題した記念デザイン展が展示されていた(三越)。どうというわけではないのだが、なかなか面白かった。

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まぁ初めに今ひとつなんて書いたが、それでもたまにこういう展示会に行って、新作を見、メーカーの方と話をできるのはやっぱり楽しい。

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