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2010年6月16日 (水)

サマーウォーズ

バンコク2日目、本当に暑い。昨日は夕方雨が降ったが、湿度も高くて、外は蒸し暑い。きまま仙人は空港からスクンビット近くのホテルまでタクシーで移動したが、このあたりは赤シャツ集団のデモの跡の様なものもなく、以前来たときと変わりはない。

現地オフィスのタイ人スタッフに聞いたが、やはり恐ろしかった。普通では考えられないようなことだったと話している。ただ、お互いの英語力の問題で、突っ込んだ会話ができなかったのが残念だ。もうひとつ、日本のニュースもタイでされているようで、日系の企業だけに意識があるのか、首相が代わったこと、その主な理由が沖縄の基地問題であること、蓮舫議員が大臣になったことなどを知っていた。何でも蓮舫議員はタイに来たことがあるらしく、タイでも知名度があるらしい。ちょっと意外だった。

さて、前置きが長くなったが、来るときの飛行機の中(大半は「竜馬がゆく(ついに最後の八巻!)」を読むか、寝るかしていたが、、)で見た映画 「サマーウォーズ」について簡単に感想を書いておきたい。

この映画は、昨年の夏封切られたアニメだ。監督は細田守、声優は神木隆之介、桜庭ななみら。予告だったかコマーシャルだったかも面白そうな感じだったし、結構評価が高かったので機会があれば見てみたいと思っていた。

見た感想は面白いし、ズバリ泣ける。おばぁちゃんを中心にした(大)家族の絆や協力して問題を解決するところがいい。ストーリーは簡単に説明しずらい。信州上田の旧家の大家族のうちに、先輩夏希のフィアンセのふりをするというアルバイトで訪れる健二。そのとき世界中の人が参加するネット上の仮想空間OZ(オズ)にラブマシーン(ハッキングAIと説明される)という悪者が侵入し大混乱を引き起こす。ラブマシーンは、OZユーザーのアカウントを吸収しては能力を増し、吸収されたアカウントの持つ権限を使って世界中のシステム、しいては現実世界をも狂わせる。ここで大家族がラブマシーンと戦うわけだ。

ひとつひとつのアイデアは子供っぽかったり、嘘っぽかったりするものもあるが、それがいろいろつながっていて、2重3重に展開するのは、見事だったし飽きなかった。ラブマシーンとの対戦がアバターどうしの戦闘ゲーム的なバトルもあれば、閉じ込めて水攻め、あるいはアカウントを賭けた花札であったり。夏希と健二のちょっとしたラブコメ的な展開も好感が持てる。伏線には惑星探査機や甲子園、はたまた数学オリンピック、、、

そして何といっても家族というものや人のつながりの大切さや良さ、田舎や古いものアナログな物のよさ、ネットや仮想空間のはらむ危険などなどを暖かく伝えてくれている映画になっている。

日本のアニメはジブリ以外でもレベルが高い!

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受信: 2010年6月18日 (金) 02時01分

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