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2010年5月14日 (金)

まだ花遠し?カルスト地形の山陵、藤原岳(5月1日山行記録(2))

花の百名山、鈴鹿山脈の藤原岳山行記録の後半。花はかなり期待はずれだったが、天気も良く、山頂付近のカルスト地形はさわやかで気持ちよかった。

前半はこちら。

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 藤原山荘と藤原岳

 

 

 

少し風で身体が冷えてきたので、天狗岩に向かう。藤原山荘手前で登山者(単独)とすれ違った。山中泊と思われる下山途中の2人組を除き、今日初めて登山者と会った。このあと徐々に大勢の方が登ってこられた。朝、早く出たので静かな山行ができてよかったかもしれない。

山荘を過ごして北側に緩やかに登ると、そこはカルスト地形。なだらかな見晴らしのいい高原に白っぽい岩(石灰岩?)が林立し、広い庭のようだ。ぜひ藤原岳を訪れる方は、山頂だけでなく天狗岩にも行かれることをお勧めする。(少なくともこのカルスト地は散策してほしい) 福寿草を探しながら歩くが、良くわからない。

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 カルスト地形

 

 

尾根をたどり、樹林帯に入り、緩やかな起伏を何度か越えると、30分弱で天狗岩に着く。天狗岩というから、その名の大きな岩があるのかと思いきや、ひとつのピークといっていい。岩だらけの山頂だ。1,165mあり、藤原岳の山頂(展望台)の1,120mよりも高い。ここからは藤原岳がまた違った姿に見え、歩いてきた尾根が良くわかる。木々が少し邪魔をするが、ここも展望がいい。おにぎりを食べてエネルギー補給。

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 藤原岳から続く稜線

 

 

ゆっくり休んで、9時18分下山開始。再び山荘、八合目までは同じ道を引き返す。山荘を過ぎると、徐々にすれ違う登山者が多くなる。少しだけ咲いていたのはニリンソウのようだ。ただ二輪咲きというより、花はひとつずつ咲いていたが。八合目からは表登山道(大貝戸道)を下る。比較的なだらかで歩きやすい。下るにつれ、年配の登山者や、家族連れの登山者がどんどん登ってくる。表登山道往復であれば、子供でも大丈夫だろう。仙人もあとは順調に下った。

10時49分、鳥居に出たと思ったらそこが登山口だった。今から登る人がいてもおかしくないくらいの時間だ。ここには駐車場と立派な休憩所がある。さすがに誰も休んでいなかったが、少し休憩しておにぎりをパクつく。休憩所からは舗装した道を少し下って、車道を左に行くと西藤原小の駐車場に戻る。

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   ニリンソウ     杉木立を見上げる    大貝戸登山口休憩所

ガイドブックには、「4~5月:セツブンソウから始まってフクジュソウやキクザキイチリンソウ、カタクリなど、雪が消えたころから5月中旬まで花の競演が続く。」とあるが、花に関してはまったくの期待はずれだった。「どんなってんねや~」と言いたいくらい。それでも多くの人が登るだけの魅力的な山だとは思った。

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 車道からの藤原岳

 

 

下山後、阿下喜(あげき)温泉あじさいの里(400円)で汗を流した。ここは先の休憩所にパンフが置いてあったのだが、かけ流しの湯で桧の露天風呂がよかった。値段も安いし、お勧めの温泉です。

GW山行初日としては、本当にいい一日目でした。

おしまい。

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