まだ花遠し?カルスト地形の山陵、藤原岳(5月1日山行記録(1))
GWの渋滞もあり、登山口に着いたのは結局3時少し前。寝たのは3時半くらいか。それでも5時には鳥の声で目が覚めた。鈴鹿山脈でどの山を登ろうかと考えたとき、盟主御在所岳がロープウェイで観光地化されているようなので、藤原岳を選んだ。藤原岳は花の百名山にも数えられ、鈴鹿山脈でも人気の山だ。
駐車場は西藤原小学校前を使った。この日は無人だったが、300円をポストのようなところに入れる方式だ。5時43分、予定より少し早く出発。起きたときは少しどんよりしていたが、いい天気になりそうだ。聖宝寺側の裏登山道という方から登り始める。裏登山道の方が険しいようなので、登りに使った。お寺の入口で地元のお爺さんと挨拶を交わし、並んで話しながら石段を登った。お爺さんは朝の散歩とのこと。東京から来たというと驚いてられた。なんという景色ではないが、小奇麗な境内は朝の散歩にはいい。境内を抜け、お爺さんと別れて登山道に入る。
聖宝寺 滑りそうな木橋 意外と険しい登山道
崩落箇所があるようで、迂回路があったり、注意を促す標識があったりするが、危険なところはない。道は結構急な登りだ。すぐに二合目という標識が出てきた。ここから九合目まで各合目に標識があるのはわかりやすい。五合目くらいまでは、沢を登る感じで、ちょっと薄暗い。すると左前の斜面に落石が、、、当たるような場所ではないが、気になってみていると、木も大きく揺れている。「キッ!」という鳴き声も。姿こそ見えなかったが、おそらく猿だろう。
六合目くらいから尾根道に変わる。すると前方に鹿が!写真を撮ろうとカメラを構えたが、既に逃げていってしまった。このあたりから徐々に明るい感じになってくる。八合目で表登山道と合流。少し登ったところからは、下界の町並みが見渡せる場所があった。しかし、春霞というのか、スッキリしない展望だ。花を期待していたが、時折スミレが咲いている程度で、どこが花の百名山?という感じだ。
ぐんぐん高度を上げ、九合目を過ぎてしばらく行くと、一気に視界が開け、7時53分藤原山荘にでた。ここからは笹に覆われた藤原岳の山頂が近い。緩やかな起伏の高原状の地形というべきか、実に気持ちのいいところだ。ここからは笹に覆われたなだらかな藤原岳の頂上が近い。ひと息入れて早々に出発。8時12分、気持ちのいい笹原を登り返すと山頂(展望台)だ。
山頂直下から振り返る
気持ちいい笹原
山頂からは360度の展望が望める。春霞という感じで、すっきりした展望ではないが、すばらしい。きまま仙人にはあまりなじみのない山々だが、南側には鈴鹿山脈の主脈のピーク、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳が重なるように見える。北側にはこれからまわる天狗岩が近い。気になったのは御池岳の方につながっている鉄塔と電線か。。。とはいえ、誰もいない山頂で、ひとりの~んびり展望を堪能!
手前から竜ヶ岳、
釈迦ヶ岳、御在所岳
左奥、御池岳
中央、天狗岩
後半に続く。。。
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