のだめカンタービレ 最終楽章後編
「のだめカンタービレ 最終楽章後編」観てきました。期待通り、なかなか楽しめました。
時間の制約があるためか、原作と比べると、はしょってある部分は多いですが、非常にうまく「のだめ」の世界を実写化していたと思います。さすがに前編を見ていることもあり、原作やTVアニメとのキャラのギャップというか違和感も少なく見れた。はじめは吉瀬美智子のエリーゼやなだぎ武のテオなどはなじめなかったが、不思議とそれらしく思えてきた。一人どうしても受け入れにくいのは竹中のミルヒー(シュトレーゼマン)くらいか。なぜミルヒーだけ片言日本語なんだ?
前編に比べると、ストーリー性、エンディングがしっかりしているので、盛り上がりもあり、一本の作品として見やすいし、見ごたえというか、見た後の満足感があるのがいい。既に知っているストーリーでも面白い。前編よりもアニメ効果(音の視覚化?やプリごろ太、マングースなど)が少ないように思えたことや、間延びした部分が少ないこともよかった。
ストーリーとしては、TVアニメ版が比較的忠実に作っていたのに比べると、原作との違いはある。これは、先にも書いたが時間的な制約もあるのでいいと思う。見ていない人の邪魔になると思うので、ここがよかった悪かったはやめておくが、2点だけ。ひとつはヤドヴィがちゃんと出てくること。TVアニメ版には出てこないのだが、抜け殻ノダメ復活へははずして欲しくない部分だったので、ここはうれしかった。あと、ニナがまったく出てこないこと。これは個人的にはちょっと残念。ニナが「何このバルトーク、こんな演奏をした学生はいなかった!」と気づく部分は好きなところだったのに。
あと、演奏シーンもうまく撮っていた。実際にその楽器を演奏する人から見たら違和感があったりするのかもしれないが、きまま仙人が見ている限り、ほとんど違和感がなかった。楽器によってふりの難しさが違うと思うが、水川あさみのバイオリン演奏シーンは少しかわいそうだったかも。また、きまま仙人の部屋の音響設備とは雲泥の差があるので、音楽を聴くという部分でも劇場でみるメリットがある。クラシックコンサートなんてなかなか行かない仙人なので、こういう映画はいい。
これで、原作も読み、TVアニメも3月で終わり、CDも衝動買いしてしまい、映画も見終わった。今年正月から始まった「のだめ」マイブームもそろそろ終わりだな。
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