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2010年4月28日 (水)

時計コレクション (番外10) ウォッチアゴーゴー

ウォッチアゴーゴーという雑誌を覚えておられる方はどのくらいいるだろうか? monoマガジンの臨時増刊からスタートとした雑誌で、「ウォッチアゴーゴー」だけでなく「Watch @ gogo」とも表記されていた。出版はワールドムックでおなじみのワールドフォトプレス社。この雑誌は1996年1月に創刊され、おおよそ2ヶ月毎、年4~6冊発行され、2003年8月の38号で廃刊となった。価格は500円程度。

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 中央が印象に残るNo.12

 

 

今や時計雑誌は本当に多いし、この「ウォッチアゴーゴー」のように廃刊になった雑誌は多い。もちろん「世界の腕時計」や「時計ビギン」のように、ずっと続いているものも当然ある。むしろ、「ウォッチアゴーゴー」は続いた方といえるかもしれない。(きまま仙人は、もうひとつ、ほとんど購入しなかったがわずか8巻で廃刊となった「ヴィンテージウオッチ」も記憶に残っている。)

「ウォッチアゴーゴー」は比較的安い雑誌なので、出張の帰りなどに、よく買って読んだ記憶がある。特集の内容によって、あたりはずれがあるのだが、仙人は中でもVol.12の「クロノグラフナンバー1はどれだ」という特集が印象に残っている。これは現行クロノグラフの人気投票ランキングと、70年代以前のヴィンテージ(特集内ではアンティーク)クロノグラフの人気投票ランキングの2つのランキングを載せていた。ブライトリングのモンブリラン・イクリプス(MONTBRILLANT ECLIPS)を購入した頃で、次はエルプリが欲しい、、、いやヴィンテージでトリコン(ユニバーサルジュネーブのトリコンパックス)がいいなぁとか思いながら飽きもせず長時間眺めていた記憶がある。

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 ヴィンテージのランキング
 1,2位はロレとオメガ

 

 

Vol.12の特集もそうなのだが、この雑誌のよかった点は、ヴィンテージウォッチのことを書いている記事や特集が結構多いことだ。たとえば、ケアーズの川瀬さんが名ムーブメントの解説(腕時計診断)をするコーナーがあったり、クロノグラフムーブの特集や当時の最新情報・市場状況の特集が組まれている。

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 川瀬さんの「腕時計診断」というコーナー

 

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 主要クロノムーブの一覧

 

 

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 左はカレンダーウォッチの特集

 

それ以外にも、デジタル時計の特集の回などもあり、現行・ヴィンテージ・デジタル、、、と扱っている範囲が、他の雑誌以上に広いという印象だった。独自のWatch of the yearの選考などの企画もあった。

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 メカニカル部門の1位はダトグラフ

 

 

今回書棚の中を探してみると、10冊ほど出てきた。捨てたものもあるかもしれないし、正直思っていたより結構買っていたなぁと思う。Vol.12をはじめ何冊かは手元に残しておきたいが、それ以外はそのうちヤフオクにでも出そうと思う。

今回久々に見直して、懐かしさとともに、改めて値段の割りに内容のある雑誌だったなぁと思う。

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投稿: アバクロンビーフィッチ | 2011年4月13日 (水) 12時09分

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