のだめカンタービレ フィナーレ(TVアニメ版)
ノイタミナ枠で放送されていた「のだめカンタービレ フィナーレ」が最終回を迎えた。正月、TVで過去シリーズを延々と放送されていたものを実家で見てから、すっかりのだめファンになってしまった。映画のフィナーレ前編も見たし、原作漫画も読んだ(原作漫画版については、別途書きたい、、、)。 映画のオフィシャルCDまで買ってしまった。。。
漫画、アニメでこんなにはまるのは久しぶりだ。
きまま仙人は、TVアニメ版が一番好きだ。(原作漫画、上野樹里主演のTVドラマ/映画版と比べて。) 原作漫画のテイストはほとんどそのままだし、何と言ってもこういう音楽を題材にしたストーリーでは、音の無い漫画より音のある映像の方がはるかに伝わるものがある。クラシックは演奏方法はともかく、CDなどで聞くことも出来るかもしれないが、「もじゃもじゃ組曲」は漫画では想像するしかない。のだめの声(川澄綾子さん)もキャラクタに合っていて非常にいい。
TVアニメ版の方が好きなもうひとつの理由は、きまま仙人はTVアニメ版から見たせいもある。TVドラマや映画を先に見ていたら、TVアニメの方が違和感があると思うようになったかもしれない。上野樹里さんもがんばっていいキャラを演じていると思うが、やはりアニメ、漫画ののだめの方がのだめらしい。千秋も。特に違和感があるのは竹中直人のミルヒー(シュトレーゼマン)だろう。
のだめが面白いのは、今までにないクラシックを題材にしていることはもちろん、登場人物が個性的なことだ。かつてゴミの中で平気で暮らし、お風呂嫌いで時々臭いなんていうかわいい主役がいただろうか。匂いフェチなところや言動もいままでにない変さ。だからこそ人には出せない音が出せ、感動的なピアノが弾けるというのはわかる設定だと思う。また千秋がのだめを好きになる理由も。また、主役以外もユニークだ。ミルヒーの女好きやエリーゼの豪腕? アパートの仲間ターニャやユンロンも。
最後、のだめがミルヒーとコンチェルトをやったあと、抜け殻状態になったところから千秋が引き戻すところは、展開・ストーリーとしてはいいと思うのだが、少々あっけなかった感じがするのは仙人だけか?
最終回を原作漫画とTVアニメで見比べてみた。台詞や、カット割りはかなり近い。忠実に原作漫画をアニメ化している。原作の持つ良さはまったく失われていないといってもいいと思う。あるとすれば、千秋のお父さんや終盤重要な役回りをするヤドヴィが登場しないことだ。原作とは少し違うが、大きなストーリーにはまぁ支障が無いように構成されている。
フィナーレは録画してすべて見たが、SEASON1、巴里編は何話か見逃している。一度全部通して見てみたいものだ。
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