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2010年2月24日 (水)

時計コレクション (54) Casio G-Shock Twin Sensor

今日紹介するのは、きまま仙人が唯一持っているG-Shock、TWIN SENSOR(DW-6700J)だ。

この時計は94年発売、ProTrekが発売される前?(または発売された頃?)の製品だったと思う。左側に付いている存在感ある円筒形の部分がセンサーだ。デザインもあるとは思うが、この頃の製品はセンサー部が大きい。登山用の時計はこれ以降ProTrekが主になっていくが、G-ShockとしてもRISEMANなど現モデルにも受け継がれている。

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きまま仙人は、読者もご存知のように山歩きを趣味としている。山で使う道具として、CASIOの高度計(気圧計)付きの時計(たしかモデル名はBAROMETER:型番不明?、時計としては使えたので人にあげてしまった。)を使用していた。あるとき、防水の時計であるにもかかわらず水が入ったらしく、心配だったので裏蓋を開けて乾燥させていた。よせばいいのに、センサー付近の水分を取るために、綿棒か何かでつついていたら、「ピピィー」というアラーム音と共にセンサーエラーの表示が出てしまうようになった。当然高度・気圧は測定不可。仕方ないので、その代わりに購入したのが、このG-Shock TWIN SENSORだ。高度計付き腕時計としては2つ目にあたる。ちなみに現在使用しているProTrekは4つ目で、3つ目がソーラー駆動になったときのProTrekなのだが、残念ながら、ある日突然、高度表示も方位表示も機能しなくなってしまった。が、さすがG-Shock、この時計はまだ壊れたことが無い。

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 センサーは大きい

 

 

 

この時計とは、共に数々の山を歩いた。百名山の大半も、この時計を腕にして登った。北アルプス、南アルプスはもちろん、大雪山やトムラウシ、飯豊山、月山など、挙げていくときりがない。妙高・火打山のときは、自宅でパッキングしていたときは動いていたのに、登山の日の朝起きたら、バッテリー切れで止まっていた。非常にショックだったことを懐かしく思い出す。2002年ProTreckのソーラー駆動のものが発売されるまで使っていた。購入年がやや不確かだが、おそらく94年か95年だと思われる。少なくても4,5回はバッテリー交換をしたと記憶している。今は電池切れで何の表示もされないが、愛着の残る道具の一つといえる。ProTrekのようにTriple Sensorではないので、コンパス(磁石/方位計)機能がない。仙人はバンドのところに小さな方位磁石を付けて使っていた。方位磁石の表面は、岩場などでこすれてキズだらけになっている。写真でわかっていただけるだろうか? このキズも山行の名残かと思うと感慨深い。

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 キズだらけのコンパス

 

 

 

この時計(DW-6700J)はG-Shockの中でも「Master of G」のシリーズになる。このシリーズはG-Shockの特徴である耐衝撃性に加え、より過酷な状況での使用を想定した機能をプラスした高機能モデルのシリーズだ。この時計の場合、まさにTwin Sensorがその機能に相当する。「Master of G」のシリーズ」にはFROGMANとかMUDMAN、GULFMANなどペットネームがついたものも多いが、残念ながらこのモデルには付いていない。

この時計の機能だが、①通常の時刻表示+日付曜日、②気圧計・高度計(計測)、③気圧・高度記録表示、④アラーム(5本)、⑤ストップウォッチ。 高度メモリーは50本(手動で時刻と標高を記憶、または15分毎の自動)、設定高度になったらビープ音が鳴る高度アラームという機能もある。(仙人は使ったことが無い。) 高度測定可能範囲が-6,000m~6,000m、5m単位。20気圧防水、バックライトがついているので、夜間も時刻の確認をできる。その後のProTrekなどに比べると、液晶が小さくて暗く、かなり見づらい。

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 ねじ止め20気圧防水 

 

 

G-Shockについては、時計好きというより、G-Shockファンが大勢いる。きまま仙人のように機械式ファンには馴染みの薄い世界ではあるが、G-ShockはG-Shockで奥の深い別アイテムと言ってもいいだろう。何冊もG-Shock専門の本も出ている。G-Shockというと仙人はブレイクした頃のCMを思い出す。アメリカのアイスホッケーの選手がパックではなくG-Shockをスティックで引っぱたく。それでも壊れない。今思い出してもインパクトのあるCMだった。

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