時計コレクション (番外4) 国産腕時計①~⑫(トンボ本)
①~⑫となっているのだが、「⑩タカノ/リコー」はどういう理由かわからないが、いまだに発刊されていないので、実質11冊である。各巻のタイトルと著者は、
①セイコー クラウン 長尾善夫著 1996年 6月発行
②シチズン デラックス 岡田和夫著 1997年 1月発行
③セイコー クロノス 長尾善夫著 1997年 3月発行
④シチズン ホーマー 岡田和夫著 1999年12月発行
⑤セイコー 自動巻1 森 年樹著 1996年 9月30発行
⑥シチズン 自動巻 森 年樹著 1998年 4月 発行
⑦セイコー マーベル 長尾善夫著 1998年 1月発行
⑧シチズン 新本中三針 森 年樹著 1998年 9月 発行
⑨セイコー 自動巻2 森 年樹著 1997年 6月発行
⑩タカノ/リコー 木村好孝・藤森利一著 (未発刊)
⑪オリエント 森 年樹著 1999年 2月発行
⑫戦前・戦後編 長尾善夫・森 年樹著 2002年 2月発行
となっている。現在は絶版扱いになっているので、ものによってはヤフオクで1万円を越えるような高値で取引される事もある。(定価は発売当時は2,500円(税込、本体2428円なので消費税3%)、後に2,400円(税別)となった。消費税5%で2520円) すごく昔からあるような気もするが、⑫戦前・戦後編などはまだ10年も経っていない。また、きまま仙人は所有していないが、このシリーズの元になった「戦後の国産腕時計 セイコー/タカノ(長尾善夫・木村好孝著)」というものがある。なかなかヤフオクに出てこない上に、非常に高値である。仙人も何度もビットしているが、なかなか安くは落とせない。仙人は内容を読んだことが無いので正確ではないが、セイコーの部分はシリーズ化されたときにカバーされていると予想されるので、本当に欲しいのはタカノの部分だけということになる。仙人は1万円以上出す気になれないが、いつかは手に入れたい。
全11冊
国産腕時計に関しては、簡単に入手できる資料や本に乏しく、このトンボ本は何か調べるときには真っ先に開く本になっている。大正時代の黎明期から1970年代までに作られた腕時計を写真と共に説明している。内容は現物調査を中心にまとめられているので、非常に正確である。技術的な解説も一般向けにかかれていてわかりやすいが、かなり詳しく書かれている。一方でレディースに関してはほとんど記述がなく、レディースに関しては本当に調べる資料がない。まぁ仙人もそうだが、レディースの興味は薄いので、まぁかまわないといえばかまわないのだが。
各巻、前半にカラーページで写真がほぼ実寸大(やや大きい)で統一された大きさで載っており、後半白黒ページで解説が文章中心に記載されている。各巻著者が異なるが、資料としての価値を意識した統一した編纂がされている。
仙人がよく見るのは、やはりクロノグラフが多いので、セイコーでは①クラウンや⑨自動巻2、シチズンでは④ホーマーと⑥自動巻が多く、正直⑪オリエントや⑫戦前・戦後編は開くことがあまり無い。(この2冊は購入したのもかなり後。) あと、①クラウンや⑦マーベルは所有していることもあり、かなり読みました。国産腕時計の歴史としても面白いですし、技術書と見ても一般人にもわかるように書いてあり、時計好きには楽しい読み物になっています。資料的要素が強い本ですが一般マニアにも楽しい本です。
値段は時期で2種類
| 固定リンク
コメント