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2009年11月18日 (水)

時計コレクション (45) Sorna Chronograph(Cal.8420)

今回はソルナ(SORNA)のツノクロノを紹介したい。ソルナといえばマニアにはツノタイプの腕時計で有名なブランドである。クロノグラフだけでなくワールドタイムも。はっきり言って廉価版クロノグラフの代表格。おそらく最近でもヤフオクなどでかなり安価で出品されていると思う。廉価品ではあるが、デザインを含めなかなか個性的で面白い。

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ツノクロノといえば、国産ではセイコーのウマシチズンのパンダなどが有名だが、初めてツノクロノを製品化したブランドはソルナらしい。デザイン的にはころっとしている感じで、シチズンのツノクロノの方に近い。他のツノクロノと同じように竜頭位置を90度回転させているのだが、通常の6時位置(この時計の3時位置)にスモセコがあるのも珍しいが、通常の10時半(この時計の7時半)の位置に15分積算計があるという非常に変わったムーブメントを使っている。いわゆる左右非対称、上下非対称なところがユニークだ。また分積算計が15分というのも珍しい。この時計はまだ普通のカラーリングだが、結構70年代の派手な(奇異な?)モデルも数多く見受けられる。

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 ケースも特徴的

 

 

 

この変わったムーブメントはEB Bettlachの842x系のムーブ(Cal.8420)で、ピンレバー脱進機、17石、5振動/秒(18,000振動/時)。EBのマークもしっかり確認できます。クロノグラフホイールのブリッジがペラペラの金属板であるなど安っぽさ満点。おもちゃのようで、いかにも廉価品です。一応クロノ機構はカム式、キャリングアーム式である。ピンレバー脱進機とは、通常のアンクル脱進機((スイス)レバー脱進機)と構造はほぼ同じですが、ツメ石の代わりに金属ピンが使われています。17石と表示されているのですが、本当に17石も使われているのか怪しいくらいだ。

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 かなり安っぽいムーブ

 

 

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 爪石でなくピンが見える

 

 

 

ケースはステンだが、いわゆるブラッキーのような黒塗りがされており、遊び心があり悪くない。お面のような形状も面白い。文字盤も黒で、グレーの非対称に配置されたインダイヤルと真っ赤な鮮やかな3本の針が映える。

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 ユニークなデザイン

 

 

 

ほとんど新古品でも国産クロノと同じような価格帯で購入できる。とても遊び心のある一本だと思う。

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