スリリングな岩稜歩き、西穂奥穂縦走(9月19-21日山行記録(5))
9月19-21日の山行記録その5
奥穂高岳~穂高岳山荘(泊)
縦走を終え、美味しいビールを飲みながら穂高岳山荘で触れ合った方々とのエピソード
山行記録その1はこちら。
山行記録その2はこちら。
山行記録その3はこちら。
山行記録その4はこちら。
常念岳
このあと2度目の昼飯を取りながら、1時過ぎまで奥穂山頂でのんびり。達成感に浸りながら大展望を楽しむ。北アルプスの主要な山々はすべて見えているし、妙高、四阿、浅間、八ヶ岳、富士山と南アルプス、中央アルプス、御嶽、白山ということ無し。縦走を終えて次々に到着する登山者(大半はお互いどこかで顔を見たことのある方なので、仲間意識が。)に声を掛け、常に4、5人で談笑。昨夜同室だった山梨のYさんも到着して一緒にのんびり。ほとんどの方は体力的に疲れた顔をされていてほっとした様子。緊張の続く長丁場、たしかに体力は重要なポイントだ。この山頂での時間はホント幸せだった。
賑わう奥穂高岳山頂
奥穂高岳から北西から北の大展望
N君もしばらくして到着。仙人とYさんはビールで祝杯をあげようということになり、そろそろ小屋に降りることにした。下戸のN君はここでもう少しのんびりするという。再びN君と別れて先へ。西穂から来ると、奥穂の下りはまったく安心して歩ける。小屋直前で登りの初心者?で大渋滞。服装を見てもちょっと準備不足?っていう若者らだった。最後は結構時間がかかったが、13時45分穂高岳山荘到着。
まず宿泊手続きを済ませ、Yさんと小屋の前で乾杯! Yさん持参のおつまみを分けていただく。今回仙人は荷物を軽くするため、つまみ類は持参していなかった。そのうち隣にいたツアーで来ていたおばさんたち4人(60代?)と仲良くなった。それぞれが1人でツアーに申し込んだ方らしい。見えている山名などを説明してあげる。チョコレートとかご馳走になりました。感謝m(_ _)m まったく偶然だが、実はその方々と小屋の部屋が同室に。いやびっくりです。
もうひとつエピソードを。名古屋の某山岳会の方が3つくらいのパーティで来ておられ、この山荘で合流。一組は西穂から、もう一組は涸沢から、そしてもうひと組は奥又白池から沢を詰めて。初めて聞くバリエーションルートだ。そして涸沢からのパーティで来られて、ビールを飲んでいる間に仲良くなったのがスイカおじさん。御在所岳あたりでは有名人らしい。この山岳会の山行に毎回スイカを差し入れしているらしい。今回は5キロのスイカを担ぎ上げて来られていた。もう60はとうに過ぎた方だ。今頃スイカ?と思うが、青森産のりっぱなスイカだった。我々もご馳走に。いや本当に美味しかった。でも少々風が出てきて、正直少し寒かったなぁ。。。
スイカおじさん、ホントおいしいスイカでした.
この日の夕日もきれいでした。が、外は風があり寒いうえに、よく見えるところは人人人。前日も堪能したので、この日は大人しくしていました。
小屋は非常に混んでいて、一枚に2名づつ。西穂山荘よりかなり狭かったです。食事は7バッチか8バッチ。最後は8時30分頃?まで。そして遅く着いた方は、その後食堂に布団を敷いて寝ていました。寝るのはともかく、食堂なので朝も4時に起こされていて、少しかわいそうでした。ここで穂高岳山荘の食事の手配に関して苦言が。通常の小屋は、早く到着した方(または予約?)順に早い回の食事に割り当て、食券のようなものを配ります。(西穂山荘もそうでした。) ところがここは、部屋毎に呼びますと言って何回目かも、時間もよくわからない。仙人らが呼ばれたのは何と4バッチめでした。その間に、我々よりも遅く到着したN君は先の回で食べていたのです。おまけにやっと呼ばれたと思って食堂に行ったら、席がいっぱいになったので次回にして欲しいと。何じゃこれ! 部屋毎に呼んでいるんなら人数の把握ができるだろうに。もう呆れてしまいました。しかもその次の回も、急いで行ったから席を確保できましたが、前回あぶれた人に何の配慮も無し。いくら混んでいてスタッフもいっぱいいっぱいだったとはいえ、毎年何度かはあることだし、もう少し適切にできないないものだろうか? 奥穂高岳山荘の方々、はっきり言ってひどすぎる。改善していただきたい。
でもそんなトラブルもあったので、この部屋の12名は結構仲良くなりました。仙人の両側に寝たお二方(ひとりはYさん)は、明日3時半起きで北穂からできれば槍へ行くとのこと。仙人も寝てるのはもったいなさそうだし、小屋の前でご来光を見るのは混雑しそうだと思ったので、一緒に起きて奥穂でご来光を見ることにした。暑くてなかなか寝付けなかったが、さすがに疲れていたので、いつのまにか熟睡に
明日は下山。 続く。。。
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