CANON G11、S90 それにG10についても
まずS90について。思ったよりも小さく、結構人気が出るのではないかと思った。何といっても魅力は広角端F2.0の明るいレンズ。が、見た目の口径は小さい。コントローラーリングの操作性もいい感じで、レンズ胴部分で操作できるのは使いやすいのだが、絞りやシャッタースピードはホイールの方だ。この2つがリングでできた方がいいような気も。ただ、G10に使い慣れてきたきまま仙人にとっては、少し慣れが必要かも。S90は面白いカメラなのだが、山用としてはやはりGシリーズに軍配が上がる。大きな点のひとつは撮影可能枚数。G10:400枚、G11:390枚に比べて220枚は少ない。3日、4日の山行で天気がいいと500枚+動画となると、交換バッテリを2つは必要となる。露出補正、感度操作が専用ダイヤルでできるのは大きなメリットだ。あとテレコンの使用やフィルタ使用が可能なのもテレコン所有の仙人には捨てがたい。その他NDフィルタやマクロ機能、ストロボ機能などに違いがある。もう少し小さければ普段使いに使ってみたい気がしたほどだ。
さてG11。バリアングル液晶以外は外見はほとんど同じだ。(もちろんスイッチボタンの形状やロゴ位置など細かい違いはある。) 操作感が同じなのはうれしい。仙人はG2、G5を使っていた時は、高山植物や木々の上から撮る場合などバリアングルをよく使っていた。バリアングル復活は非常にうれしい。次に画質、画期的なことだが画素数が1000万画素に落とされ、ノイズが従来の1/4になったとのこと。このこと自体は大歓迎!キャノンに拍手をおくりたい。残念ながら、この画質向上については液晶では十分に確認できなかった。サンプルがいろいろ出初めているので、そちらをゆっくり確認したい。あと、AV出力にHDMIがついたのは、うれしい。山頂からの360度の大展望を動画で撮ってTVで再生するのはなかなかいい。ただできればハイビジョン画質の動画にしてほしかった。コンパクトカメラでも搭載機種が増えているのだから。その他にも変わっている点があるのかもしれないが、買い替えるかどうかを悩むような差はないと思う。
正直バリアングルとHDMIだけなら買い替えることはない。もう1年は待ちたい。おそらく来年は動画がハイビジョン画質になると予想しているのだが。が、画質の向上は非常に魅力的だ。ということは逆に今のG10に満足していない点もあるということ。それまで使っていたG5に比べ、レンズが暗いこともあり、朝の樹林帯など感度を上げないと手ぶれしてしまう。800とかの高感度にすると、どうもベタ部分のノイズが気になる。同じように夕景なども不満が。レンズをもう少し明るくしてもらえれば尚いいのだが、そうでないとすれば高感度時の画質アップは重要だ。ボケ効果は高感度だけではどうしようもないが、遠景とかなら高感度時の画質向上でカバーできる。
まぁ買い替えるにしても、もう少し価格が落ち着いてから。使用レポートなどが出てきてからにしようとは思っている。悩ましいが、楽しみでも。
| 固定リンク
コメント
画素数が「10万画素」になってますよ。
「1000万画素」もしくは「10MPixel」かと。
投稿: | 2010年4月 7日 (水) 01時39分