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2009年10月22日 (木)

時計コレクション (41) Casio Protrek PRW-1000LJ-3JR

今回紹介するのは、コレクションというより、きまま仙人が山歩きをするときに普通に使っているカシオのプロトレックです。あと日帰りとかの場合は、GarminのGPSを時計がわりに、いやプロトレックと両腕にする場合もあります。

電波ソーラー、トリプルセンサーと機能的にはものすごい。止まらない、狂わない、超多機能といったところか。まぁ今回は時計というより、愛用している山道具として見てください。

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この時計は気圧、方位、温度が計測できるトリプルセンサー搭載である。気圧を元に高度(5m単位)も計測可能だ。山屋にとっては、高度がわかることはいろんなメリットがある。高度がわかることは歩いている位置を把握しやすいし、帰ってからのデータ整理(グラフにしたり、こんなに登った/下ったの把握など)にも楽しみは広がる。腕にはめている以上、温度はなかなか精度よくはかれないが、気圧を基にした高度、方位は十分実用に耐える精度がでている。方位計測ができるので、最近はコンパスは持参するもののザックから出すことも無い。

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        方位          高度          気圧

またソーラー充電式なので止まらない。電波時計であるので、狂わない。言うこと無し。今のところ充電電池の劣化も感じない。電波時計についての説明はここではしないが、通常1日に1回標準電波を受信して時刻を合わせなおす。この時計は日本の標準電波(JJY)専用だ。この時計にはワールドタイムの機能もついている。これは外国時間に設定したりが面倒なところもあるので、電波時計にはありがたい機能だ。もちろんストップウォッチ機能もある。

山で使う時計に欲しい機能として、時刻表示、高度計測、方位測定以外に、どんな機能があるかというと、
-防水、耐衝撃性:言わずもがな
-アラーム:当然朝起きるため
-バックライト:夜暗いところでの時刻の確認
-バッテリ:いざというとき電池切れとならないこと

と考えると、このProTrekはすべて満たしているといっていい。本当に道具としてすばらしい時計だ。仙人は山用として、カシオの高度計測できる時計を使うのは4本目(ProTrekとしては2本目)だが、どれも満足している。特に電波時計の機能が初めてProTrekに搭載されたこのモデルは、2005年発売された直後(たしか発売日かその翌日)にすぐに買いに行った。仙人のようにたくさん時計を持っていると、止まっている時計を合わせて使うことも多いのだが、朝はTVで合わせるが、電波時計は1本欲しかったこともある。

もうひと工夫欲しい点とすれば、
 -ブレス:雨具の上からすることもあるので、樹脂バンドモデルを使っている。はめ心地はいいのだが、穴留め式のバックルはもう少し使いやすくならないものだろうか?あと本体よりも先に痛んできてしまう。
 -アラーム(バイブ):小屋でアラームを使う場合、早立ちのときはアラーム音に気を使う。大きさ、バッテリの点でバイブの機能が難しいのはよくわかるが、優先度は高くないもののあれば是非欲しい機能。
 -メモリ:自動(通常使うのは15分毎)で高度を記録してくれているのはすごくいいのだが、+マニュアルで20~30点残せないだろうか? 山ではポイントとなるところの出発、到着時間を意識的に残したい。これを自動と同時に使えれば非常にうれしい。また、自動計測は10時間まで1本のみ。たとえば富士登山などは10時間を越えたし、2泊、3泊で山に入る場合に1本だけだと書き写しておかないといけないのは面倒。
 -転送機能:ドック経由でUSBか赤外線のようなもので通信するか、マイクロSDカードのようなもので持っていくかしてパソコンにデータを送れる機能がほしい。

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 裏とブレス

 

 

 

もっともブレスとバイブ以外の要求はGPSにすべきことだと思う。むしろきまま仙人がCASIOさんに期待するのは、究極はGPSである。現在は作られていないが、かつては2モデルリリースされたことがある。何とか山で使えるGPSを製品化してもらいたい。できれば、腕時計くらいの大きさで。Garmin、SUUNTOの牙城を崩せるのはカシオさんだと期待してます。

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