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2009年9月 3日 (木)

SCARPA(スカルパ) ゼログラビティ10GTX 使用レポート

最近登山道具を新しく買い換えたいと思っているものがいくつかあるのだが、まだ問題なく使えるとなかなか購入できない。トレイルラン用のシューズやハイドレーションシステムなど山用というよりもトレラン用として購入したものの方が多いと思う。そんな中で、今年新しく軽登山靴を買った。

スカルパのゼログラビティ10GTXというモデルだ。もともとアゾロのキャンパス地の軽いものを気に入って使っていたのだが、かなりへたって来たので買換え。ところがカモシカスポーツでいくつか履き比べていたらこいつの方がしっくり。ヌバックレザーのタイプはガルモントのものをひとつ使っているが、やや固くて重いので、2泊以上くらいの山行でないと使っていない。少々被るかな?という感じもしたが、フィーリングが良かったのでかってしまった。

先日の磐梯山まで袈裟丸山、北岳(3日間)と使ってみたレポートをしてみたい。

Scarpa10gtx  

 

 定価は36,750円

 

 

インナーソールは今までもそうだが、別購入したものを使っているので、スカルパのものは使っていない。その点は考慮して読んでください。

スカルパの登山靴は初めて使うが、まず第一印象は履きやすいということだ。今までのところ、どこかに当たったりとか、痛くなったりとかは全くない。キャンパス地のものよりは当然しっかりしているが、比較的ヌバックにしては柔らかく非常に歩きやすい。それでいて十分な安定感もある。ただそのくらいの柔らかさではあるので、背負う重量としては日帰りから小屋泊まりの1~2泊程度がいいと思われる。テント山行ならもっとしっかりしたものがいいだろう。ヌバックの材質感も滑らかな手触りで気に入った。

これは新しいからかもしれないが、グリップがすごくいい。ただ今まで履いていたアゾロが、底が擦り減って滑りやすくなっていたのも事実なので、この印象はあまり参考にならないのかも? ただ個人的にはすごく満足している。もちろんビブラムソールである。ちなみに防水スプレーをちゃんとかけてから使い始めたのだが、袈裟丸山で徒渉をした際、かなり上の方まで水に使ったが、完全にはじいてくれた。これも新しくて、防水スプレーをかけたのだから当たり前?かも。

あと靴紐の留め具が興味深い。足の甲の部分を締めて、足首側に上がる前の大きな留め具に紐を引っかけると、結ばなくても紐が留るようになっている。足首の弱い(捻挫癖のある)きまま仙人は上まで紐を締め上げることが多いのだが、今までよりもタイトに締めやすく感じる。

ちなみにアイゼンは軽アイゼンしか付けられない。(つま先に掛けられない。) が、きまま仙人には特に支障はない。8本とかのアイゼンを付ける場合は、もう少し重い登山靴を使うからだ。(でも最近履いた記憶がないくらい。。。)

まぁ価格も靴のクラスからするとけっして安くはないと思うが、お金を出すだけのスペックにはなっていると思います。きまま仙人のように比較的速いペースで歩く方にはお勧めの一足だと思います。

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