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2009年9月15日 (火)

「断る力」

勝間和代さんの「断る力」を読んだ。自分自身の自己啓発のためにというのではなく、ちょっとした理由があって、読むことになった。普通ならビジネス書やこういう自己啓発書はこのブログでは書きたくないのだが、今回は自己啓発のために読んだのではない点、あとがきで勝間さんが感想・意見をブログなどで書いて欲しいと書いている点を踏まえて、少し感想を書いてみたい。結果売上げに協力することになる?としたら、少々勝間さんの思う壺?のような悔しさはある(笑)が、まぁいいか。

Kotowaruchikara  

 

 

 

 

まず書いてあったことの主題は、きまま仙人自身もそう考え、また実践してきたつもりのことだったので、特に目から鱗、とか視界が開けたとかいうことはない。ある意味当然ともいえることが書かれていた。勝間さんなりにすっきりと整理されている点や、個々の引用などは参考になることが多かった。嫌われる8要因とかアサーティブの12の権利など、各項目は当たり前な感じだが、こうリストにしてもらえると考えるときに使いやすい。一方で、こういう本なので仕方ない部分もあるが、少々断定的に書きすぎてある部分は気になる。主題に同意できない人にとっては反感を買う文章かもしれない。

仙人も本書の主題と同様の意識があったひとつの要因として、引用されていた本のうち結構多くのもの(またはその関係書)を読んだことがあったということがあるかもしれない。たとえばスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」はまだペーペーの頃だったか、それこそ目から鱗だった。今でも続編とともに本棚に並べてある。(「7つの習慣」は本当にお勧めの1冊です。) また山本七平の「「空気」」の研究も印象深く読んだ記憶は残っています。名前が出てきて懐かしかったです。が、思い出そうとしても何が書かれていたかはクリアには思い出せなくて。。。ローレンス・J・ピーター、レイモンド・ハルの「ピーターの法則」も読みました。逆にもしプロ野球のチームをド素人の名監督が指揮できたら面白いだろうなぁとか友人と話した記憶があります。ただ個性の強いプロ野球選手を実績のない名監督が動かすのは並大抵のことではないでしょうが。デール カーネギーの本も数冊読んだことがあります。「人を動かす」ではなかったかもしれませんが。ナポレオン・ヒルの「思考は具現化する」の中にもカーネギーは登場します。

自己評価法のSPIやエニアグラムは会社の採用で利用したこともあり、関係書を読みました。SPIもエニアグラムもおそらく自身も受けたことがあります。忘れてしまって断定できないのですが、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)タイプテストも講習のようなものを受けたかも?です。

特に大きな同意できない点や反論があるわけではないのですが、賛同だけでは面白くないので1点だけ。本書で勝間さんは、パチンコ・パチスロに熱中する人はその努力をしていると考えるべきで、「パチンコ・パチスロに熱中することの問題は、その時間分、ほかのことへの努力ができないという機会損失の方です。」と述べられている。ある意味まったくその通りです。ただ、こういう自己啓発本の目的は明示されていなくても、「ビジネスでの成功や地位や高給の獲得」を前提にしているもので、各個人の「幸せ」の獲得とそれらが一致しているかどうかというと別の場合もありえるのです。(おそらく勝間さんはわかった上で書かれているのだと想像しますが。) 各個人の「幸せ」が何であるかによっては、パチンコ・パチスロに熱中する時間は、その人にとって機会損失どころか非常に有意義な時間の場合もありえます。ましてやパチンコ・パチスロに熱中する人を批判、あるいは馬鹿にしているとしたら思い上がりもはなはだしい。仙人が時計に熱中する時間などは、その人がパチンコ・パチスロに熱中する時間と同等のものかも?知れません。(はっはっは無駄な時間かも?ですよね。)

もうひとつ、勝間さんのことを良く知らない(正直書店に本が並んでいることでしか良く知らなかった。TVのコメンテータで出演されているところを見たこともあるが、あまり印象には残っていなかった。)仙人が、この本を読んで著者の印象として思うのは、女性としてかわいくない人だなぁ、ということ。(事実がどうかはわかりません。) 本の内容からやむを得ないところもあるとは思いますが、ビジネスの世界で活躍している女性でもかわいい女性は一杯いますよ。人のことは言えませんが、男性で言うと男気とか人とての魅力とか、もちろん容姿とかではなく。いやこれこそ大きなお世話でしたm(_ _)m

仙人の考えをいうと、人生を豊かで幸せと思うには、まさに自分の軸が必要です。必ずしも「ビジネスでの成功や地位や高給の獲得」だけがすべてではありません。ビジネスで成功していても幸せではない人もかならずいますし、地位もなく高給取りでもなくても幸せな人もいっぱいいるはずです。ただこの本がとは言いませんが、この手の自己啓発本は、「ビジネスでの成功や地位や高給の獲得」=「勝者」=「幸せ」と読めるものが多いのです。前述したナポレオン・ヒルの「思考は具現化する」などはまさにそうです。(だからといって参考にならないとは言っていませんよ。) 一方、スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」は明確にビジネスの成功だけが人生の成功ではないことをはっきり示してくれています。

少々書きすぎましたが、若い人や従属的だと思い当たるような人には勧めます。バカな何人かは、「断ることが美徳だ」とか勘違いしそうですが(笑)。 最後に、本書で引用されている文章で、印象的で気に入ったものを紹介して終わります。

「私たちは自分の扱い方を人に教えている」

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