スリリングな岩稜歩き、西穂奥穂縦走(9月19-21日山行記録(1))
夏(7月)天候不良で中止にした念願の西穂奥穂の縦走を果たした。憧れのジャンダルムにも立った! 数回に分けて山行記録を記しておきたい。
コースタイムは以下の通り、天気は19日やや雲があった以外はほぼ完璧だった。
9月19日(土) 沢渡6:20=帝国ホテル前6:50-西穂高岳登山口7:00-9:20焼岳分岐9:35-西穂山荘9:45-10:40西穂独標11:48-12:28西穂山荘(泊)
9月20日(日) 西穂山荘4:08-西穂独標5:05-ピラミッドピーク5:32-西穂高岳6:15-赤岩岳6:58-間ノ岳7:21-間天のコル7:46-天狗岳8:02-天狗のコル8:26-コブ尾根ノ頭9:37-9:47ジャンダルム10:15-ロバの耳10:36-馬ノ背11:10-11:22奥穂高岳13:05-13:45穂高岳山荘(泊)
9月21日(月) 穂高岳山荘4:30-5:05奥穂高岳5:57-紀美子平6:55-7:20前穂高岳8:00-紀美子平8:21-岳沢パノラマ8:57-カモシカの立場9:19-岳沢ヒュッテ跡9:54-上高地(登山口)11:17-11:30上高地(河童橋)
今回歩いたコース
奥穂山頂手前から
ジャンダルムを望む
この西穂高岳から奥穂高岳への縦走は山屋としては憧れのルートのひとつだ。鎖や梯子が最低限しかなく、一般登山道としては最も難しいコースとも言われている。また上り返しが多く、距離も長いので、体力的にも厳しいコースといえる。そのコースを最高の天候・展望の下、無事踏破できたことは安堵とともにじわーっと来るうれしさがある。
コースとしてはロープウェイを使うことに抵抗があったことと、帰路前穂を回りたかったので、上高地を起点とした周回コースをとった。経験者のアドバイスに従って西穂から奥穂に向かうコースをとったが、これはきまま仙人が下りより上りの方が得意なのと、登りの方が安全なので下りを少なくした方が良いと考えたからだ。が、途中親しくなった山梨のYさんによると、体力的には奥穂から西穂に行った方が楽なのと、奥穂から西穂に回ると1泊2日でも可能だというメリットがあるようだ。
○9月18日(金)
仕事が終わってから、東京の自宅を9時頃出発。途中渋滞もあり、予定より少し遅れたが、日付の変わった2時頃沢渡の駐車場に到着。5連休なので高速の渋滞は多少覚悟していたものの、一番はまったのは何と工事渋滞だった。こんな日に工事するほど緊急なものだったのだろうか?(詳細は未確認。) 沢渡は星がきれいに出ていて、明日からの天気に期待が持てる。明日は時間的余裕があるので、アラームはセットせずに、まずはゆっくり眠りについた z z z
○9月19日(土)
朝5時半頃、周囲がざわつきだして目が覚める。天気も目覚めもいい。少し早いかなとも思ったが、ゆっくり準備をして6時20分発のバスで出発。今回天気がよさそうなので暑いかな?と思い、長袖襟付きのラガーシャツに毛の山シャツを重ね着することにした。日中暑ければラガーシャツ1枚で歩くつもりだ。あと、ハイドレーションシステムを持ってきたかったのだが、面倒だったのでやめた。ザックにセットするのや水(お茶)を入れるのが。代わりにといっては何だが、350mlの小さいペットボトルを持ってきた。ザックサイドの網ポケットに入れておいて、すぐに飲めるように。結果的にこれは大活躍してくれた。
バスの乗客は10数人、きまま仙人はただ一人上高地帝国ホテル前で下車。6時50分静かに歩き始める。田代橋あたりには既に散歩の観光客もいた。りっぱな門の西穂高岳登山口で登山届を出す。が、11日発生のヘリ墜落事故に関する張り紙が、、、その中には「天狗のコル~奥穂高岳間の登山は当面の間自粛願います。」? やや戸惑うが、とりあえず行くしかない。
田代橋から穂高稜線を望む 木々の間から焼岳
りっぱな登山口 こんな貼り紙が、、、
続く。。。。
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コメント
おっ!
いよいよ始まりましたね、記事の掲載が!
私にとっては未踏のルートなので興味があります。
明日以降も楽しみにしています!
ときにこんな時はどんな時計をはめていくのですか?
まさかロジェじゃないですよね?(笑)
投稿: ビモータ | 2009年9月28日 (月) 22時41分
いつもありがとうございます。
もちろんロジェで行きます。てなわけはないですよね。
普通はCASIOのProTreckです。
あとGarminのForerunner305というGPSを腕時計代わりにすることも多いのですが、10時間しかバッテリーがもたないので、日帰りにしかなかなか使えないんです。
投稿: きまま仙人 | 2009年9月28日 (月) 23時32分